クレペリン 対策

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【23卒】クレペリン検査で落ちた?通過者が検査内容や対策をまとめた

この記事では、クレペリン検査の検査内容や対策方法などを、実際に出題される問題も交えながら詳しくご紹介させていただきます。

クレペリン検査は、足し算をひたすら繰り返す心理テストとして有名です。新卒採用の適性検査としてだけでなく、医療の現場などでも使われている検査です。

私はこれまでの就職活動を通して、クレペリン検査を複数回受検した経験があります。

クレペリン検査は、SPIや玉手箱などとは異なり、選考で経験することが比較的稀な検査です。そのため、就職活動を通して1度も受検したことがないという就活生も多くいると思います。

しかし、クレペリン検査を重要な選考と位置づけている企業が存在するというのは事実です。

ココに注意

企業によっては、SPIや玉手箱の結果よりもクレペリン検査の結果を重視しているほどです。

この検査自体は難しい検査ではありません。しかし、この検査とはどのようなものかを理解せずに臨むと、必ず後悔します。

そこで、クレペリン検査を複数回受検した経験がある私が、その選考突破のコツなどをご紹介していきます。

クレペリン検査を実施する目的

SPIや玉手箱などの適性検査が一般的なものとして普及している中で、企業がクレペリン検査を実施する目的とはどのようなものなのでしょうか。

その目的はズバリ、採用の過程で「能力面の特徴と、性格・行動面の特徴の2つを判定すること」です。

1回の検査で能力+性格までを判定することができるということで、非常に驚かれる方も多いかと思います。

基本的に能力+性格を判定するためには、2つ以上の検査の実施が必要です。SPIの検査が、能力検査と性格検査が分けられているのもそのためです。

しかし、クレペリン検査は高精度な検査で、「人が作業(行動)するときの能力」(能力面の特徴)と「その能力を発揮するときの特徴」(性格・行動面の特徴)の2つをまとめて判定することが可能なのです。

まず「能力面の特徴」についてです。

能力面の特徴

この能力面の特徴については、足し算の計算量により判定することができるとされています。

時間内でどれだけ計算できたかという結果が、作業効率や作業をするときのテンポを表すのです。

作業効率などは、仕事をするうえでも重要な要素となります。

次に「性格・行動面の特徴」についてです。

性格・行動面の特徴

この性格・行動面の特徴については、時間ごとの計算量の推移と、誤答の数により判定することができるとされています。

 

計算量の推移と誤答の数の結果が、仕事(作業)をする時に発揮される持ち味やクセを表すのです。

性格・行動面の特徴について、クレペリン検査では3つの特性の有無を判定することができます。

その3つの特性とは、

  1. 発動性
  2. 可変性
  3. 亢進性です

以下にそれぞれの特徴をまとめます。

 

・発動性

ものごとへの取りかかりや滑り出しの良し悪しを意味します。

発動性が過度であれば仕事に対して慣れが早いという長所がある一方で、軽はずみで気疲れしやすい短所があると判定されます。

逆に発動性が不足していれば、自主的であり手堅い性格であるという長所がある一方で、我が強く選り好みするような短所があると判定されます。

 

・可変性

ものごとを進めるにあたっての気分や行動の変化の大小を意味します。

可変性が過度であれば柔軟で機転が利くという長所がある一方で、感情的で動揺しやすいという短所があると判定されます。

逆に可変性が不足していれば、地道で粘り強いという長所がある一方で、機転が利かずに融通に乏しいという短所があると判定されます。

 

・亢進性

ものごとを進めていく上での強さや勢いの強弱を意味します。

亢進性が過度であれば、強気で行動力に長けているという長所がある一方で、むきになったり無理をしたりしがちという短所があると判定されます。

逆に亢進性が不足していれば、温和で控えめだという長所がある一方で、受動的で妥協しやすいという短所があると判定されます。

これらは、過度だから悪いとか、不足しているから悪いという評価はされません。「企業に合った人材か否か」を、企業側は評価するはずです。

以上でまとめたことが、クレペリン検査を通して評価されます。

 

クレペリン検査の合格ライン

クレペリン検査では、膨大な量の計算をこなす必要があります。

しかし、全てをこなすことは、どんな人間でも不可能なのではないかと感じます。

私は、用意されている計算の半分くらいしか解き終わらないことばかりでしたが、それでもすべての企業の選考で通過しています。

大体半分から7割くらいの計算量を維持することで、合格できる検査なのではないかと思います。

 

クレペリン検査で落ちる人の特徴

クレペリン検査は、SPIや玉手箱と比較して知識を必要とするような問題がなく、「この検査で落ちることがあるの?」と疑問に思う人もいるかと思います。

結論から申し上げると、クレペリン検査で落ちる人はいます。

落ちてしまう人にはある程度共通点があります。その共通点を知ることで、検査への備えをしていただければと思います。

 

共通点①サイコパス認定される

クレペリン検査は上述の通り、簡単な足し算を行うだけで人の本性を極限まで知られてしまいます。

その結果として、サイコパスのような性格だと判定される恐れがあります。

サイコパスとは、「反社会的な人格となる心の病の一種」です。発動性・可変性・亢進性を基にサイコパスについて考えてみます。

 

メモ

  • 発動性が過度・・・軽はずみ
  • 可変性が過度・・・感情的で動揺しやすい
  • 亢進性が過度・・・むきになったりする

このように3つの基準全てにおいて過度であるという判定がされた場合、総合的な結果としてサイコパスだと判定されてしまうのです。

社会に合わない人格であることが示されてしまった場合、企業も選考通過させることに対して否定的になる恐れがあります。

共通点②集中力がない

後述しますが、クレペリン検査はかなりの集中力が必要な検査です。

SPIや玉手箱が知識を必要とする一方で、クレペリン検査は集中力が突破のカギを握ると言っても過言ではありません。

簡単な足し算ではありますが、長時間それを行うと、腕も疲れますし集中力も欠落していきます。

私は、「集中力があるから大丈夫だろう」と自信満々に受検したのですが、他の検査とは比較にならないくらいに疲弊してしまいました。

集中力が欠如していれば、当然好ましい結果を出すことができません。場合によっては誤答を連続してしまうこともあるでしょう。

集中力がカギとなる検査なので、この検査で落ちてしまう人の共通点として間違いなく「集中力がない」ことが挙げられます。

共通点③計算が遅い

一桁の足し算を行うだけなので検査自体が難しいということはないのですが、検査全体を通しての計算量はとにかく膨大です。

 

そのため、計算が早い人と遅い人では計算量にかなりの差が生まれてしまいます。

クレペリン検査は、回答数が少なかったり間違いが多かったりした場合、能力面でマイナス評価をされてしまいます。

クレペリン検査で落ちる人の特徴については以上の3つです。これらの特徴に当てはまることが無いように意識しましょう。

クレペリン検査の内容とその対策

クレペリン検査の内容

クレペリン検査は、先ほども申し上げた通り、ひたすら足し算を行っていく検査です。

試験は35分間で行われます。前半15分間、休憩5分間、後半15分間という時間構成です。前半と後半で、検査の内容に違いはありません。

まずクレペリン検査開始前に、以下のように数字が羅列された用紙が配られます。

 

3 4 8 1 4 7・・・

 

7 9 3 4 3 2・・・

 

これは省略して記述したものですが、横列には116個の数字が並んでいます。最後まで解くことは不可能なので、終わらなくても気にしないでください。

具体的な検査の流れは以下の通りです。

  1. 1桁の数字を左から右へ足していき、数字と数字の間に足した数の下一桁を書き込む
  2. 指示があるまで同じ列の数字を足し続け、指示がなされた場合に次の列に移る
  3. これを15分間繰り返す

上記で示した問題例の回答を記しておくと

3 4 8 1 4 7・・・

7 2 9 5 1

7 9 3 4 3 2・・・

6 2 7 7 5

このような形になります。

例えば4+8という計算があった場合、記入する数字は12ではなく下一桁の2になるので注意してください。

ただの足し算だから一見楽かと思ってしまうかもしれませんが、これを15分間続けるのは非常にハードです。

私の場合は、途中で混乱してきて簡単な計算ができなくなったり、数字を数字として見ることができなくなったりするなど、想定外の出来事が待ち受けていました。

また、クレペリン検査にはルールが設けられています。

クレペリンのルール

消しゴムは使用不可

クレペリン検査では、消しゴムの使用が禁じられています。

 

そのため、誤った数字を記入してしまった場合は、×印で数字を消さなければなりません。そして、その横に正しい数字を記入してください。

 

そもそも、クレペリン検査は短い時間の中でいかに計算をこなせるかが勝負です。そのため、消しゴムを使えたとしても、消すために要する時間はかなり無駄になってしまうのです。

 

×印自体も多少は雑でもいいので、計算量を増やすことをとにかく意識するようにしましょう。

 

シャープペンシルは使用不可

シャープペンシルは使用不可なので、鉛筆を持参する必要があります。シャープペンシルを使用すると、芯が折れた場合にノックが必要になり、それだけで1秒近く時間をロスしてしまいます。

 

一方鉛筆は、芯先は太くなりつつも、長い時間継続して書き続けることが可能です。シャープペンシルはそもそも使用不可ですが、鉛筆を使用した方が確実に高評価を得ることができるのです。

ただ、鉛筆を使用しても完全に芯が折れてしまい使えなくなるということも危惧されるので、鉛筆は複数本持っていくようにしましょう。私はしっかりと削った鉛筆を5本ほど持参していました。

主なルールはこれくらいです。他にも受験会場ごとで細かいルール設定などがある可能性もありますので、監督官や音声の指示に従ったうえで受検するように意識しましょう。

続いて、対策方法をまとめたのでご覧ください。

 

クレペリン検査の対策

アプリで練習する

公式から提供されているものではありませんが、クレペリン検査対策用のアプリが存在します。

簡単な足し算の答えをすぐに連想できるようにしておくためにも、数をこなすことには意義があると思います。

アプリということもあり、紙を使った実践的な練習とは言い難いですが、試験場に向かう時に行ったりするのは効果的だと思います。

数字を羅列した紙を用意して練習する

私は、クレペリン検査の用紙を真似たものを用意し、練習していました。

自分で数字を書いて用紙を準備していましたが、これでは大変なのでパソコンなどで準備してみてもいいかもしれません。

検査当日は、緊張してしまうはずです。特に自宅で行うようなWEBテストに慣れている就活生にとって、オフラインでの検査は慣れないものです。

そのため、実践的な練習はするに越したことはありません。本番と同様の時間でひたすら計算するなどしておくと、当日は気楽に挑めると思います。

コンディションを整える

クレペリン検査は、とにかくコンディションを整えることが大切です。

私が初めてクレペリン検査を受検したとき、あまりに疲弊してしまった記憶があります。腕も辛いし、頭も重くなるほどです。それだけ負担の大きい検査ということです。

そのため、コンディション不良のまま挑めば、非常に厳しい結果になると思われます。計算ミスが増え、作業量不足になることは避けられません。

検査の前日は、しっかりと睡眠をとるようにしてください。あと個人的には、前日過度な運動をして腕や指を酷使しない方がいいと感じました。

クレペリン検査の対策については以上になります。

クレペリン検査を受検可能な企業

これまでにクレペリン検査を導入したことのある企業をまとめてみたので、ご覧ください。

 

メモ

  • オリックス
  • SCSK
  • JR系列(JR東日本、JR西日本等)
  • 花王
  • 川崎汽船
  • デンソー
  • 東レ

現在ではクレペリン検査のオンライン版なども普及しています。また、コロナ渦でクレペリン検査の導入を断念する企業も出てくるかもしれませんので、参考までにしていただければと思います。

 

多くのJR系列企業でクレペリン検査が実施されている理由は、電車の運転手などが精神的に安定している必要があるからです。

 

また、ご覧いただければ分かる通り、その他の有名企業でも実施されています。

どの企業においても基本的に、適性検査がクレペリン検査のみというのは稀であり、他の適性検査を前後に実施している企業がほとんどです。

SPIや玉手箱の対策だけでも大変ですが、クレペリン検査についてもしっかり対策するようにしてください。SPIや玉手箱と比較して、クレペリン検査の対策を疎かにする就活生が多いので、チャンスでもあるはずです。

クレペリン検査対策のまとめ

クレペリン検査の検査内容や対策方法などをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

クレペリン検査は、非常に独特な検査です。難しい検査ではありませんが、初めて受検する方は戸惑いを感じてしまうかもしれません。

しかし、ある程度対策を立てることで、就活生の中でも優位に立つことができるはずです。

私の経験ですが、「クレペリン検査で○○という結果が出たけど、どう思う?」という質問をされたことがあります。

企業がクレペリン検査の結果を重視しているということがよく分かります。この結果は、面接などにも影響してくると言っても過言ではないのです。

今回ご紹介したことを参考にして、選考突破していただけることを願っています。

 

  • この記事を書いた人

芝さん/SPI専門家

就活の名人を運営している芝さんです。年間のべ100万人の就活生が当サイトを参考にしています。SPI・webテスト専門家です。ゼミ友と組んでSPIの対策をしていたのでテスト対策や就活情報を掲載しています。

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