この記事では23卒の内定者がニトリのwebテストや選考倍率などについて赤裸々に暴露していきます。
33年連続で増収増益しており、最近では、島忠の買収やBtoB事業も行い、勢いのあるニトリ。
人気にともない、就職難易度も上がっているので、しっかり対策したうえで選考に臨みましょう。
ここでは、実際にニトリの内定を獲得した私が、本選考のフローや対策についてまとめましたので、是非参考にしてみてください。
ちなみに選考情報は、unistyleが一番充実しています。
界隈では有名ですが、情報がダダ漏れで有名なので見ないのは損です。
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ニトリの就職難易度
ニトリのリクナビプレエントリー数は約2〜3万人。
採用人数は例年400〜500名と多いですが、近年人気度が上がっているので、就職難易度はやや高め。
採用実績も、旧帝大や有名私大がほとんどです。
あくまで推定ですが、倍率は30〜40倍くらいだと思います。
選考フローと通過率
ニトリの本選考は、「早期選考」と「通常選考」の2パターンがあります。
- 早期選考:リクルーター面談→一次面接→二次面接→最終面接
- 通常選考:ES+WEBテスト→一次面接(集団)→二次面接→三次面接→最終面接
インターンに参加した人だけが、早期選考に参加できます。
早期選考では、書類選考と集団面接が免除になるだけでなく、面接前にリクルーターとの面談があるのでかなり有利です。
リクルーター面談では、ガクチカや就活の軸などを聞かれ、次の面接でどのように話せばいいか、アドバイスがもらえます。よくある「実質の面接」といった雰囲気ではなく、「一緒に次の面接の対策を練ろう」といったスタンスで若手社員の方が相談に乗ってくれます。
私はこの面談で、あらかじめ面接で聞かれることや話し方のコツなどを教えてもらえたので、安心して一次面接に臨めました。
必ずインターンに参加して早期選考を受けるようにしましょう。
ニトリの早期選考についてはこちらの記事をどうぞ。
【24卒用】ニトリのインターン優遇や早期選考について参加者がまとめた
ニトリのエントリーシート(ES)+WEBテスト足切りボーダー
ESの記入内容は基本事項のみで、WEBテスト重視の選考です。
倍率は、2〜3倍くらいだと思います。
WEBテストの形式は「玉手箱」。科目は、言語・非言語・性格検査の3つです。
ニトリのwebテストの答えはないですか?と聞かれますが玉手箱は共通テストなので解答集買えばいいと思いますがオススメはしません。
何故かというと玉手箱は頻繁に問題が変わるから真面目に対処した方が良く、解答集で最新問題に対応できてないことの方が多いです。
これ結構高学歴の層でも爆死してる人が多いのでちゃんと対策練っておかないといくら良いESを作り上げても落ちます。
実は裏技としてLognaviを使うとニトリで出てくる玉手箱の模試ができるだけでなく、自分の偏差値も出る。
このアプリでは10段階で出るが自分の玉手箱の出来を正確に判断したい人にはかなりオススメ。
問題数も豊富で、高得点かどうかの判断ができるので使わないのは損だ。しかも、ここの問題は本番でも出ると評判です。
※アプリなのでスマホからリンク飛ぶと登録しやすいです。
公式サイト:Lognavi
webテストで落ちたら後悔するので、こういうので実践詰んで本番挑んだ方が確実ですよ
また他にもesなしで玉手箱受けられる企業一覧を見て練習を積みました。実戦が何よりの経験です。
玉手箱の時間が足りない人への対策などもまとめいるので玉手箱に苦手意識のある方は読んでみてください。
ニトリの一次面接と通過率
- 形式:学生1〜3人に対して面接官1人
- 時間:30分程度
面接官は20代後半くらいの若手社員で、比較的和やかな雰囲気でした。
質問は、ガクチカや就活の軸などオーソドックスな内容で、発想力を問うような質問はされません。
合否は1週間後にメール連絡。その後、マイページにて二次面接が予約できるようになります。
あくまで推定ですが、一次面接の通過率は2〜3倍くらいなので30%くらいの確率で通ります。
実感としてニトリの面接官はかなり鋭いので面接に挑むに際して自己分析が甘いと突かれます。
OfferBoxのAnalyzeU+を使うとかなり高性能な自己分析を短時間でできるので、一度やってみることをお勧めします。
自己PRが簡単に作成できたり自分の強みと弱みがわかるので、これを元に面接対策を組み立てると、かなり突破への確率が上がります。
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ニトリの二次面接と通過率
- 形式:1対1
- 時間:30分程度
一次面接同様、面接官は20代後半くらいの若手社員でした。
質問は、一次面接とほぼ同じ内容でしたが、より深堀りされます。
逆質問もあるので、1〜2個質問を考えてから臨むようにしましょう。
合否は、私の場合はその場で言われましたが、1週間後にメールや電話で連絡がきた人もいる。
倍率は、1.5〜2倍くらいだと思います。
ニトリの三次面接と通過率
- 形式:1対1
- 時間:40分程度
面接官は30代半ばの人事社員で、やや圧迫に近い雰囲気でした。
ガクチカも聞かれますが、キャリアプランと志望理由がメインで聞かれます。
キャリアプランについては、事前にマイページでの提出が求められます。
設問は次の4つです。
- .仕事を通して成し遂げたい夢(50字)
- なぜニトリでその夢を成し遂げたいのか(300字)
- その夢を達成するために経験したい部署は?(3つ選択)
- 3を選んだ理由(それぞれ100字)
当日は、事前に提出したキャリアプランをもとに質問されます。
かなり深堀りされるので、将来自分がやりたいこととその理由を明確化し、企業分析、他社比較をしっかりしたうえで面接に臨まないと合格は難しいでしょう。
また、配転教育制度というニトリのジョブローテーション制度についてどう思うか(メリット・デメリットは何か)、最初は店舗配属だが大丈夫かなども聞かれました。
合否は、3日後にリクルーターから電話で連絡がきました。
この三次面接が一番難易度が高く、倍率は4倍くらいだと思います。早期選考はこの3次面接がなくなるので大変お得と言われてます。
ニトリの最終面接と通過率
- 形式:1対1
- 時間:1時間程度
面接官は人事部長。意思確認のためではなく、ちゃんとした選考です。最後まで気を抜かないようにしましょう。
最終面接では、ガクチカや志望理由も聞かれますが、事前課題のプレゼンと逆質問がメインになります。
事前課題は、近くのニトリの店舗へ行き、問題点を見つけて改善案を考えてくるという内容です。
私の場合、商品の展示方法について問題提起し、PowerPointで資料を作り5分くらいでプレゼンしました。改善案の実現性や資料の完成度というよりも、問題発見力を重視している印象でした。
ニトリは、現場主義や現状否定のマインドを大切にしているので、その資質があるか見ているのだと思います。
一方、逆質問では志望度の高さや熱意が見られます。
質問は最低でも3つ以上考えてくるようにし、今後の事業展開や自分が希望する部署についてなど、志望度の高さをアピールできるようなものを準備しましょう。
合否はその場で言われました。
倍率は、1.5倍くらいだと思います。基本的にニトリは最終面接でも落ちる可能性があるので気を抜かずに挑んでください。
ここで気を抜いて最後に落ちる学生が結構います。
ニトリ選考突破のポイント
ニトリの選考は、例年形式は大きく変わらず、面接での質問もオーソドックスなものが多いです。傾向を掴んで対策すれば、確実に合格率を上げられるでしょう。
選考突破のポイントは、次の3つです。
求める人物像に合ったガクチカを用意する
ニトリの求める人物像には、次の4つの頭文字をとった「4C主義」というものがあります。
- Change(変化):現状に満足せず、常により良いものを求め続ける人。
- Challenge(挑戦):どんなことも前向きに考え、前人未到なことに挑戦していく人。
- Competition(競争):常に自分を成長させることを考えている人。
- Communication(対話):お客さま、従業員同士の対話を大切にできる人。
つまりニトリは、「向上心とチャレンジ精神があり、コミュニケーション能力の高い人材」を求めています。
この辺はニトリ新卒採用ページにも書かれてます。
このポイントを押さえたうえで、過去何かに挑戦した経験や、部活やアルバイトなどでこれまでのやり方から変えたことなどがあれば、それをガクチカとしてアピールするといいでしょう。
またニトリは、ジョブローテーションが盛んで、現場配属もあるため、他の企業以上にコミュニケーション能力が必要とされます。社員も明るくエネルギッシュな方が多い印象でした。
当たり前ですが、面接では元気に笑顔で話しましょう!
「なぜニトリなのか」明確な志望理由を言えるように
三次面接以降は、志望理由を明確に答えられないと合格は難しいでしょう。
さらに志望理由は、自分の将来の夢と、ニトリでできることをリンクさせて話す必要があります。社風や人柄、成長環境に惹かれたという志望理由では通りません。
三次面接の事前課題であるキャリアプランをもとに、将来の夢は何か、なぜその夢を叶えたいのか、そしてそれをなぜニトリで実現したいのか、とことん自己分析と他社比較を行いましょう。
この「なぜニトリなのか」の答えは内定者たちが既に導いているので、ニトリ内定者による選考突破のコツをよく読んで、真似してみると突破の確率が飛躍的に上がっていきます。
困ったらリクルーターに相談
ニトリでは、二次面接合格後(早期選考の場合は面接前)にリクルーターがつきます。
メールや電話で相談に乗ってくれるので、事前課題や面接対策で困ったらまず連絡してみましょう。
ただ、レスポンスは少し遅いので、面接直前にならないよう早めに相談するか、事前にメールなどで相談日時のアポイントをとることをオススメします。
ニトリの選考(早期選考)と倍率のまとめ
ニトリの選考は、三次面接が鬼門。
ただ、面接で聞かれることはいたってシンプル。
求める人物像に合わせたガクチカと、「なぜニトリなのか」を答えられるように、徹底的に自己分析と他社比較をして選考に臨みましょう。
また、OfferBoxではニトリから逆オファーがくることで有名です。
こちらも通常とは別の選考に乗ることができ、優遇してもらうので通常選考をするよりもお得です。
オファーの数には限りがあるので早めに登録しておくことをオススメします。
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