この記事では、三菱U F Jニコスの通過率や倍率、webテストのボーダーなどについて、24卒の選考を体験した身から詳しくご紹介させて頂きます。
三菱U F Jニコス株式会社(以下長いのでニコス)は東京都千代田区に本社を置く三菱U F Jフィナンシャルグループ唯一の大手カード会社です。
カード業界は年々人気が出ています。金融業界といえば給料は高いが激務、僻地に飛ばされる、のようなイメージがあります。
しかし、カード業界は違います。給料は大手メーカー程度にはなりますが、東京、大阪、地方主要都市のいずれかの勤務で非常にホワイトです。銀行や証券のような堅苦しい業界ではなく、新しいものを作り上げていく革新的な業界です。
三菱U F Jニコスの就職難易度
カード業界の売上や営業利益では、ニコスは3番手の位置付けです。トップは三井住友カード、2番手はJCBです。この2社は、商社を受けるような優秀な就活生でも舐めてかかると平気で落ちます。
そんな三井住友カードやJ C Bを受ける人は漏れなくニコスも受けるので、倍率や受ける学生のレベルは高いです。入念に対策しましょう。
採用人数は70人ほどです。リクナビのプレエントリー候補リスト登録人数は約9000人のため、倍率は約100倍以上と高いです。
初任給は、学部生は225000円、院生は235200円で平均的な日経大手企業といったところでしょうか。
三菱U F Jフィナンシャルグループ傘下の子会社で非上場のため、平均年収は公開されていません。ただ、ネット上や社員面談で得た情報によると700~800万円ほどでしょうか。三井住友カードやJ C Bと比較すると少し低いです。ただ、それでも世の中の平均的なサラリーマンよりもらっています。僻地に飛ばされる心配がなく、ワークライフバランスも銀行より優れているので釣り合いは取れているのではないでしょうか。
リクナビによると月平均残業時間は24時間ほど、平均有給取得日数は17~18です。また、家賃補助のかなり手厚です。最大で独身者5万円、既婚者9万円出るそうです。全社的な情報だけ見るとびっくりするほどホワイトです。
就活サイトである就活会議の選考難易度を見ると、4.3/5.0となっており、難易度は全企業の中でもトップレベルであると考えられます。
採用実績校は、Marchや関関同立がボリューム層です。そこまで高い学歴フィルターはなく対策次第で学歴を覆すことは可能です。
三菱U F Jニコスの選考フロー
ニコスの本選考は以下の流れで行われます。インターンの優遇がかなり強いです。選考受けるならインターン参加しておきましょう。今回は本選考で臨んだ場合のケースです。
エントリーシート&webテスト→グループディスカッション→一次面接→二次面接→人事面談→最終面接
E S(およそ倍率2倍)
まあまあ軽いです。内容は、ガクチカを簡単に3つと周りを巻き込んで、自分の強みを発揮したエピソード、そして上記のエピソードで得たスキルやマインドについての記述です。求められる内容が少ない分しっかり作り込まれたエピソードを書くことが求められます。
筆者のガクチカは、所属していた部活で興味がない人に対してやる気を引き出して盛り上げていった、というエピソードでした。
目標数値等具体的に設定し、加えてロジカルに内容を組むことをかなり大切にしていました。
ES段階での絞り込みはそこまでないように感じますが、面接ではガクチカやパーソナリティをメインに聞かれるのでここで確りまとめておきましょう。
Webテスト(S P I)
自宅で受験するタイプのwebテスト。言語、計数、性格の2種類受けさせられます。基本的な問題が多いです。その分周りも解けるので8割目指して頑張りましょう。8割あったらほぼ大体の企業は通過します。
筆者は赤本(S P Iのよく使われる対策本)を3週しました。とはいえ7割あれば通過する程度の絞り込みだと思います。学歴にもよると思いますが。(筆者は地方国立大)
グループディスカッション (およそ倍率2倍)
グループディスカッションのお題は「自動車の自動運転化におけるメリットデメリットを話し合いあった後、自動運転の可否を結論づけよ。もし可の場合はデメリットにどう対応するのかも含めて話し合え」というものでした。
6人1グループで個人ワークのディスカッションで発表はないです。
他のグループのお題を見ても現実社会の問題がお題になるそうです。この選考はネガティブチェックの側面が強いと思います。議論の輪を乱すことなく、周りと協力して結論に辿り着きましょう。通過連絡は2日後でした。
一次面接(およそ倍率3倍)
1対1で20分ほどの面接で、面接官は人事の若手社員でした。雰囲気は和やかです。基本、ガクチカについて質問がメインです。エントリーシートに書いたガクチカをひたすら深ぼられます。「周りと協力する」という部分を大切にみていると感じました。逆質問の時間もしっかり取ってくれます。志望動機については面接中全く聞かれないので、ここで志望度の訴えかけをしましょう。
自分は会社についてここまで調べた、ということを質問の中にさりげなく盛り込んだり、他者との比較について聞いたりです。
筆者は、「ニコスは他者と比べて地方に力を入れていると調べて学んだが、地方に力を入れる思いの源泉な何か」と聞いたところ、好感触でした。通過連絡は2日後でした。
二次面接(およそ倍率3倍)
1対1で20分ほどの面接で、面接官は50歳くらいの人事社員でした。
非常に和やかな雰囲気で進みます。この面接ではパーソナリティを重点的に見られます。
自分のこれまでやってきた経験の話から自分の強み、弱みについて聞き出されます。ここでも逆質問はあります。一次面接と同様に準備して志望度を示しましょう。通過連絡は2日後でした。
人事面談
選考要素はない(と言っている)人事との面談です。
最終面接前の不安を取り除くために用意してくれています。人事からは、就職活動の状況と志望順位について聞かれます。選考ではないと言いつつ、わざわざ時間をとって面接しているので合否に関わると考えて臨みましょう。
志望順位は1位、と納得感のある理由と共に言い切りましょう。ニコスは三井住友カードやJ C Bよりも地方に力を入れています。ネットのニュース記事やH Pのニュースリリースに詳しく載っていますので参考にしてください。最終面接では志望動機を聞かれるので、ここでしっかりと準備しておくことが大切です。
最終面接(およそ倍率2倍)
1対1の30分ほどの面接で、面接は人事の管理職社員でした。これまでの面接と異なり厳かな雰囲気で行われます。ただ、自分の回答にはしっかりと反応してくれます。
質問もガクチカ、志望動機、パーソナリティと満遍なく聞かれます。
また、キャリアプランについても深く聞かれます。熱意をしっかり伝えて内定を勝ち取りましょう。
三菱U F Jニコスの選考まとめ
近年人気が増しているカード業界です。生半可な対策では通過できません。入念に対策して臨みましょう。この会社の面接では社員の方が常に話しやすい雰囲気を作ってくれています。だからこそ、自然体で臨ようにしましょう。あんまり緊張しすぎるのはN Gです。
先にも述べたように給料、勤務地、ワークライフバランス等どれをとっても働きやすい会社だと思います。入社したら楽しく社会人生活を送れると思います。
この記事を参考に、選考を突破し内定を勝ち取ることを願っています。
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