この記事ではSPI玉手箱の違いを比較しながら、どっちが難しくてどっちから勉強開始した方がいいかなど踏み込んだところまでまとめてみようと思います。
最初に言っておくとSPIと玉手箱は全く別の試験になります。なので、SPIをやれば玉手箱の対策になるとかそういうことはありません。
どっちも全く別だと思って対策をした方が良いと思います。まずはSPIと玉手箱の大まかな違いから説明していきます。
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SPIと玉手箱の内容の違い
SPIも玉手箱もどちらも非言語と言語が出ます。算数と国語が出ると思ってください。
二つの違いは出題範囲と制限時間です。
ちょっと問題の質を比べたのをまとめてみると、
- 問題の多さ 玉手箱>SPI
- 時間の短かさ 玉手箱>SPI
- 問題の難易度 玉手箱>SPI
ということで圧倒的に玉手箱の方が難しいです。また、形式も違っていて
- その人によって問題が変わるのがSPI。変わらないのが玉手箱
- 正答率が大事なのはSPI。正答率関係ないのは玉手箱
みたいな感じになってるので少し戦略も違ってきます。
SPIの特徴
非言語
・計算問題や図形問題、確率,食塩水の濃度の問題などが出題。
・特に難しいのは推論と呼ばれる問題で、文章から答えを推測する問題などがあります。
10くらいの公式を覚える必要があり。
言語
・漢字の読みや慣用句の意味
・二語の関係性や長文が出てくる
国語の普通のテストが出てくると思ってくれ。
言語・非言語分野合わせて約35分。問題数は玉手箱に比べれば多くないので焦る必要はない。
しかし、知らないと解けない場合が多いので、事前にどこまで対策できているかが物を言う。
逆を言えば対策ができれば高得点を容易に出すことが可能。
玉手箱の特徴
言語
・漢字や単語の問題が出ないので覚えるの少なめ
国語が苦手な人はマジで死ぬ
非言語
・「図表の読み取り」「四則演算」「表の空欄の推測」しか出ない
・しかし15分で29問、9分で50問、20分で20問と時間が足りない
とにかく早く解かないといけない!!けど意外に難しいので全然解けない
SPIは暗記することで得点を上げることができる。しかも短期的に。
しかし玉手箱は暗記ではないので仕上げるのに時間がかかる。これが玉手箱の方がSPIより難しくて点数を上げるのに時間がかかると言われる所以です。
また、SPIは正解するしないで次の問題が変わってきます。正解すればするほど問題が難しくなってきます。
逆に玉手箱は今の自分の正答率関係なく最初から問題が決まってます。
なので、SPIは間違えまくると急に問題が簡単になるので「簡単じゃん!」と錯覚する一方、玉手箱はずっと難しいので「むずいなあ」と感じやすいです。
SPIと玉手箱の見分け方
テストセンターで受ける場合は絶対にSPIです。
仮にパソコンで受けるとなればSPIか玉手箱かは分かりません。
Unistyleで選考内容を読むと自分が受ける企業はどのテストを採用しているのか分かるので読んでみてください。
そのほかにもwebテストは開いているページのURLを使って判断することが可能です。
https://web1.e-exams.jp/
https://web2.e-exams.jp/
https://web3.e-exams.jp/
この3つのURLだったら玉手箱確定です。
SPIはURLの最初が、
http://arorua.net/
になっていたら確定です。
玉手箱の方がSPIより難しい
SPIは解法さえ分かれば流作業で解くことができます。しかし玉手箱は持ち時間に比べて問題数が多いので、サクサク解いていかないといけません。
玉手箱はよりスピード感覚が求められます。
なのでもたついているとあっという間に試験が終わってしまうので、初見で解くと痛い目に遭います。
多くの就活生が「玉手箱の時間足りない!」と嘆くのはこのためです。
▼その辺の事情にについては下の記事をご覧ください。
玉手箱の時間が足りない!適当に埋めていい?時間配分や正答率まとめ
玉手箱は慣れを必要としているのでその分SPIよりも難しいと思っています。
もちろんSPIも公式を覚えないとそもそも解けなかったりするんですが、それは無理なく覚えられるレベルです。
ボーダーは玉手箱の方が低い
玉手箱が難しいと感じるのは自分だけでなく他の就活生も一緒です。
一般的にSPIは6割から7割取れれば大抵の企業のボーダーを突破することができます。
コンサルや外資だとそれ以上要求されたりしますが、他の大手であれば6割で十分。
玉手箱の場合は感覚的に5割くらいでも突破できます。
なので玉手箱の方がSPIよりも難しい分、書類突破のボーダーも玉手箱の方が低くなってます。
この辺のボーダーは、SPIボーダーと玉手箱ボーダーのそれぞれの記事を読んで確認してみてください。
SPIと玉手箱どっちから勉強するべきか?
同時に勉強をすることはお勧めしません。共倒れしてしまう可能性があるからです。
それからこの二つは全く違う試験です。数学と現代文くらい違います。なので一緒に勉強するとごっちゃになるので、短期集中でそれぞれ一つずつ片付けた方がいいです。
結論から言うとSPIからやった方がいいです。
理由は三つ。
SPIは使いまわせる
なぜかというとSPIは使い回しをすることができるからです。一度高得点を出すことができれば他の企業にテスト結果を使い回すことができるので、SPIを一度仕上げてしまえば多く企業の書類を突破することができます。
逆に玉手箱は使い回しできないので、出来が良くても次のテストでは出来が悪いこともあり、問題によってムラができてしまいます。
なのでSPIから勉強して得点を上げた方が確実です。
またSPIは試験最中に自分の出来が良いかどうかを出題されている問題で判別できます。SPIは正解数によって問題が変わるからです。
上の記事のように高得点かどうか判るので、対策しやすいです。反面、玉手箱は自分の出来がわかりません。結局自分の手応えだけが判断基準になってしまうので、自分がどれくらい玉手箱を攻略できているのか正確には判断できないんです。
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【25卒】SPIテストセンター7つの高得点目安と指標!7段階目安も!
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玉手箱は難しい
人にもよると思いますが、先述したとおり玉手箱の方が難しいと思っています。
勉強の王道としては基本問題をこなせるようになってから難しい問題に移ることのはず。
それで言えばまず簡単で対策の方法も確立されているSPIを仕上げる方が良いです。
その後、玉手箱をやると序盤はSPIでやった問題も出てくるので、取っ掛かりやすくなります。
玉手箱よりもSPIの方が短期的に得点が上昇しやすいのでSPIと玉手箱どっちも手をつけてないならSPIの対策一択です。
SPIの方が採用している企業は多い
また、SPIの方が採用している企業も多いです。
特に有名な大手ほどSPIを要求しがちなので、SPIの得点をあげておけば間違い無いです。
玉手箱を採用している企業もたくさんありますがSPIの方が多いです。これはもう毎年そう。実際、企業の7割がSPIを使ってます。他の3割で玉手箱やGABを含めたウェブテストを採用している感じなので、SPIがトップ。ならばSPIを攻略してしまった方が効率が良いです。
SPIと玉手箱を受けることができる企業
SPIと玉手箱で日本の大体の企業の就活テストを網羅することができる限り一般的です。
どのテストも何回か受けることで得点を上げることができるので、練習もかねて受けることをお勧めします。
ESなしでSPIテストセンター 受けれる踏み台企業81社まとめ
SPIに関しては上の記事で練習企業を見つけることができます。
玉手箱には関しては、
【24卒用】webテスト/玉手箱のボーダーラインを企業別にまとめてみた
この記事にメジャーな企業のボーダーと共に玉手箱を受けられる企業を載せています。
ぜひ一度読んで練習企業を受験してみてください。
SPIと玉手箱の違いまとめ
SPIと玉手箱は全然違うと言うことが分かっていただけたと思います。
まずはSPIの勉強をして、ある程度仕上がった(最低でも6割。できれば7割)状態で玉手箱の対策に出ることがおすすめです。
SPIの方が効率よく勉強を進めることができると思います。
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