この記事では24卒向けに化学メーカー志望の文系学生の就活の実態について説明していきたいと思います。
化学メーカーは安定かつホワイトな企業が多く、文系学生からも人気が高くなっています。
しかし、「化学やサイエンスの知識を持っていないけど大丈夫かな?理科も中高で習った時以来だぞ?」と不安に思っている学生は多いのではないでしょうか。
実は化学メーカーならではの注意ポイントがあります。
コンサル、商社やIT系など他の業界で内定ゲッターでも、全然太刀打ちできないなんてことも…
この記事では、化学メーカー志望の文系学生ならでは就活方法を紹介します。
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化学業界の文系の就活は本当に難しいのか?
結果から言うと、理系知識がない文系学生でも大丈夫です。
実際に、化学メーカーの事務系採用(以降、営業・人事・総務など技術職以外を指します)では多くの文系学生が内定を取ることができています。
しかし、やはり化学メーカーの事務系採用は倍率が高く、他の業界にはない化学メーカーならではの難しさもあります。
しっかり以下の記事に出てくる注意点・就活方法を意識するとより有利に就活を進めることができるでしょう。
文系の化学メーカー就活が難しい理由
難しい理由は3点あります。
化学メーカーの事務系採用はそもそも多くない
化学メーカーの社員の中で、大半を占めるのはやはり技術職です。新卒採用のうち20%しか事務系社員がいない企業も多くあります。
また、化学メーカーはCMや店頭などで会社名や製品名を知る機会が少なく、一部の知名度が高い大手企業に集中してしまい倍率が極端に高くなる傾向にあります。例えば、超大手企業の事務系採用倍率は200倍近くになったそうです。
一方で理系は研究室の先輩が入社していたり、大学院時代の専攻と近い企業など様々な化学メーカーを知る機会があるため、比較的志望企業は分散する傾向にあります。
実は理系でも事務系採用を希望する学生は一定数いる
理系だから技術職を志望するとは限りません。
- 大学院には進学できないため技術職採用は難しいが、好きな化学品には関わっていたい
- 化学は好きだけど、実験は苦手だから営業として材料の魅力をアピールしたい
- 入りたい化学メーカーがあるけど、研究開発は高倍率だから別の職種で応募したい
こんな理系学生は実は結構います。
化学を語れる・数字に強いというだけで結構なアドバンテージになるので、文系学生は注意しましょう。
彼らはもしかしたらグループ面接で、専門性を武器に、「御社の技術力に感銘を受けました!」とか言ってくるかもしれません。
化学メーカーの志望動機を語るのが難しい
実はこれも隠れ落とし穴です。
例えば化学メーカーを志望する人でこんな悩みに陥った経験はありませんか。
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メーカーの中でもいろんな業界に事業を展開している化学メーカーが楽しそうだぞ!
食品、電子部材、建築用途、車…
ひとまずエレクトロニクスに強いA社のやっていることが規模も大きいし、国内シェアも1位の製品がたくさんある!
世界シェアも高いから、こういう材料の営業はグローバルに働けるし楽しそうだなあ。
・・・でもA社の強豪にB社、C社がいるけどどれも規模も変わらないし、優良企業だ
A社の企業説明には画期的な製造法をアピールしてあるけど、理系用語が多すぎてすごさがいまいちわからないぞ…
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理系学生は自分の知識や研究経験が活かせそうな化学メーカーを選ぶことが多いので、実は結構志望動機をすんなり書けます。
しかし、材料や技術の違いを除けば、結構化学メーカーって似ているんです。
大体どこもホワイトで給料も同じくらいだし、穏やかで真面目な社員が多くいます。
学生時代にすごい経験をしている意識高い系、がつがつと向上心をむき出しにするタイプ…などそんなユニークな人はあまりいません。
そのため、「なんでうちの会社を選んだの?」と聞かれた際に、他社と差別化する事は難しいのです。
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文系は化学メーカーにどうすれば入れるのか?
ここまではなぜ化学メーカー志望の文系学生が就活で苦労するのかについて、解説してきました。
ではどうすれば志望する化学メーカーの内定をゲットすることができるのでしょうか。
結論から言うと、
- わからないなら理系知識は無理やり語ろうとするな!
- 自分の長所・得意を全面に押し出そう!
- メーカーに求められる協調性の高い人材をアピールしよう!
という3点にまとめられます。
詳しく見ていきましょう
わからないなら理系知識は無理やり語らない
実は、化学メーカー側は「いろんな学生が欲しい」という思いがあります。
理系知識を活かして材料の魅力を語れる営業マンはいるに越したことはありません。
しかしコミュニケーション能力や、粘り強い人、明るい人など多様な人材を採用して適材適所で人材配置をしたいと考えているはずです。
そのため、付け焼刃の理系知識を無理やり披露するなら、自分の強みを代わりにPRするのをお勧めします。
以前、志望理由として「技術力の高さ」を挙げた学生に対して、「何をもって技術力が高いと感じたのか」とツッコミを入れた社員がいました。
学生側は目が点になって、「ええと、技術力が高いからこそ国内シェア1位とれたのではないでしょうか」と答えていましたが、回答になっているのかは微妙なところです。
よほど専門が近くなければ、その会社の技術の優位性はわかりませんからね。
自分の長所・得意を全面に押し出そう
その会社で活かせるかどうかは置いといても、あることに対してやり抜いた経験や向上させたスキルがあれば、入社後の伸びしろがあると期待されて採用される事は多くあります。特に、後で詳細は記載しますが、大手企業は教育制度がしっかりしているため即戦力になるかどうかをあまり重視していません。
化学メーカーに求められる協調性の高い人材をアピールしよう
メーカーに求められる能力はずばり「協調性・コミュニケーション能力」です。
なぜなら、一つの商品を営業するにしても、開発の人と製品スペックを相談し、製造の人とスケジュール確認、お客様と納期のすり合わせ…など様々な人と関わる必要性があるからです。
また、この能力ばかりは入社後から後天的に身に着けることは難しいため、入社前に身に着けているかは非常に重視されます。
実際に、メーカーの事務系は体育会系出身学生の割合が非常に高いです。
そのため王道ですが、「サークルやバイトなどの集団の中で頑張ったこと」を語れると強いです。できれば、自分と世代や立場が違う人と仕事をしなければならないアルバイト経験は実はウケがいいエピソードになります。
化学メーカーの就職偏差値記事では入りやすい企業なども紹介しているので読んでみてください。
ちなみに・・・女性は化学メーカーに入社しやすい
化学業界はホワイトで安定しているため、非常に女性におすすめの業界です。
また、化学メーカーは技術職の女性割合がそもそも多いため、女性の働きやすい職場づくりを目指している企業が多いです。
そのため、女性の採用数を増やしたり、女性限定の説明会を設けている会社も多くなります
どうしても男性が多くなりやすい製造業では意識的に女性を採用する傾向にあるので、以前よりは格段に入りやすくなっているでしょう。
学歴フィルターは存在するか?
実は理系知識がない人ほど、大手の企業の方が入りやすいです。
なぜなら教育体制がしっかりしていて、入社した後に理系知識がない新入社員をどう育てればいいかマニュアルが存在しているからです。
逆に中小企業の方が、採用人数が少ない分、即戦力になれる人材を求めている場合があります。
ただ、非常に人気のある以下の企業は学歴フィルターが存在しているため、注意しましょう
- 信越化学
- 三菱ケミカル
- 三井化学
- 住友化学
- 旭化成
- AG
- 積水化学
他にもあまりにも採用実績校が難関大に偏っている企業は気を付けましょう。
おそらく、リクナビ等では大学と大学院で分けて記載されていますが、大学の方を見てください。
(大学院は学歴が少し低くても研究実績などで採用されるケースがあるので参考にならないときもあります)
チェックポイントは、旧帝を除く国立大あるいはGMARCH理科大等を採用していれば間違いなく学歴フィルターは存在していないと考えてよいでしょう。
また、多くの会社で採用要項などに、「理系知識がなくても入社してから勉強すれば問題ない」と書いています。
おそらく、面接のときに多くの学生が質問するためでしょうね。
理系の学歴フィルターについては下の記事で論じてるので是非読んでみてください。
まとめ
文系学生でも化学メーカーに入ることはできます。
その際には、付け焼刃の理系知識や薄っぺらい技術賛美を披露するのは危険です。
自分の強み、特に協調性やコミュニケーション能力の高さをしっかりとアピールしましょう。
化学メーカーは働きやすさの点やグローバルに働けることから近年人気が高くなっています。
しっかり対策して志望企業の内定をゲットしましょう!
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真っ向勝負しても勝てない企業が多いしインターンや早期選考で学生を囲っているケースもあります。
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