この記事では22卒向けに化学メーカーの就職偏差値を紹介し、狙い目の企業について説明していきたいと思います。
化学メーカーはホワイトとして有名なため、全体的に就職偏差値が高く、狭き門ということで知られています。
でも、世間に知られていない企業も多くて狙い目も多いのです。
あまり苦労せず、ホワイト企業に入社したいですよね~。
そこで、化学メーカーの就職偏差値、就職偏差値が高くて入社難易度が低い、就職偏差値が低くてもおすすめな狙い目の企業を紹介します。
化学メーカーの就職偏差値
就職偏差値が65~58の範囲に入る企業を解説します。
ここで紹介する企業は、人気、入社難易度がどちらとも高い企業です。
[66] 三菱化学 信越化学
――― 超えられない壁 ―――[65] 東レ 住友化学
[64] 旭化成 三井化学 日東電工
――― 天才クラス―――[63] 帝人 JSR DIC 大陽日酸 宇部興産 積水化学
――― 関脇級ケミカル ―――[62] 昭和電工 三菱瓦斯化学 クラレ 東ソー カネカ 日立化成 住友ベークライト 三菱ケミカル
――― 小結級ケミカル ―――[61] 三菱レイヨン 日本触媒 日本ゼオン 日産化学 関西ペイント 日本ペイント 高砂香料 ダイセル化学
[60] 花王 ADEKA エア・ウォーター 電気化学 東京応化 長谷川香料 日本高純度化学 ブリジストン[59] デンカ トクヤマ 積水化成品 セントラル硝子 日本エアリキード 日本曹達 東洋インキ
[58] クレハ 大日精化 日本化薬 日本パーカライジング 三菱樹脂 東洋紡 日清紡
順位としてはこんな感じになってます。それぞれ企業を抜粋して説明をしていきます。
[66] 信越化学
「理由」
どの様な状況でも、利益を出し続ける事をモットーとしている企業です。
そのため、かなり安定している。
給料は化学メーカーの基準程度かちょっと高いくらい。
しかし、まずなくなることはない安定した会社です。
倍率がそこそこ高いので、インターンシップに参加するか、推薦をとるなどの対策が必要となってきます。
ちなみにUnistyleは化学メーカーの選考体験が充実しています。内定者が赤裸々に内定のコツを買いてるので試しに登録して体験記を見てみるのがオススメです。
[64]三井化学
「理由」
勤務地のほとんどが関東圏内、かつ他分野の商品を開発しているため、人気の企業です。
インターンシップに参加した方は早期選考に進むことができ、そこでは一般選考より内定をとりやすいです。
しかし、人気の割にはとるインターンシップに参加できる人数、採用する人数が少なく、難易度がかなり高めとなっています。
[64]旭化成
「理由」
化学メーカーの中でもかなり給料が高い部類に入る。
また、社員さんは温厚な人柄の方が多く、働きやすい職場となっています。
インターンシップに参加した方は選考でも優遇されますが、それでも内定をとるのは難しいです。
[62]三菱ケミカル
「理由」
三菱財閥グループの会社に入り、大手の化学メーカーです。
勤務地が全国各地にあり、転勤することも多いですが、かなり手厚い福利厚生があります。
部署によりますが、比較的ホワイトです。
知名度が高く、人気な企業ですが、推薦を使えば内定がかなりとりやすくなります。
[60]花王
「理由」
女性が生き生きと働いていて、社風も非常に良いです。
工場や研究所は日本全国にあるのですが、研究所に関しては、和歌山以外は基本的に関東にあるため、関東圏内で働きたいという方にもおすすめな会社となっています。
和歌山の研究所に行く分野の人の多くは有機合成や酵素などの環境科学分野に携わっている方が多い傾向にあります。
人気のある企業ですが、対策をしっかり行い、推薦を使えば、偏差値の割には比較的内定がとりやすいです。
[60]ブリヂストン
「理由」
ゴム業界は単価が安いため、大量に製品を売らなければならず、化学メーカーの中では待遇が悪い部類に入りますが、ブリヂストンは違います。
世界的に知名度が高く、シェアをほとんど占めているため、待遇が非常によいです。
そのため、タイヤメーカーでもこの偏差値となりました。
勤務地も研究所が関東圏内にあるため、関東圏内で働きたい方におすすめな会社となっています。
しかし、入社難易度は非常に高く、推薦を使わないとまず入社することができません。
また、人気の割に採用する人数が少なく、入社難易度はトップレベルで高くなっています。
[59]デンカ
「理由」
特別優れているというわけではありませんが、休暇制度、福利厚生が一通り整っている。
社員さん一人一人、特に女性はこの会社に就職したらかなり丁寧に扱われます。
化学メーカーの中でもかなりホワイトです。
工場は、日本全国にありますが、研究所は千葉県のみなので関東県内で働きたいという方もおすすめな企業となります。
また、工場も日本全国にありますが、新潟、福岡以外は、千葉、群馬、神奈川にあるため、関東圏内で勤務することの方が多いでしょう。
人気の割には採用人数が少なく、内定がとりにくくなっています。
[58]ライオン
「理由」
歯ブラシや歯みがき粉、シャンプーや洗剤など様々な商品を取り扱っています。
研究所が基本的に神奈川県にあり、関東圏内で研究職につきたい方に非常に人気。
しかし、生活用品を取り扱っている割合が高く、その分野での競合他社が多いことからこの偏差値となっています。
インターンシップに参加していても、ESから落とされる方も多く、内定は非常にとりにくいです。
と、偏差値58以上まではこのような流れになっています。
番外編:偏差値は低いが化学のオススメ企業
[57]日立化成
「理由」
日立グループから切り離され、将来が少々不安となっている。
女性が活躍しやすい職場となっています。
現段階では社宅や家賃補助が整っているのですが、どの企業に買収されるかによっては多少制度が変わる可能性があります。
女性の働きやすさがトップクラスで高いのが特徴です。
内定のとりやすさは、早期選考にすすむことが出来るかによって変わってきます。
早期選考にすすむと比較的内定がとりやすく、かつ非常に早い段階で内定がとれるためおすすめです。
早期選考は、説明会に2回参加し、2回目の説明会でアンケートに答えて、工場見学を希望し、人事の方が実際に企業の求める人材とマッチしていると判断すると、すすむことができます。
[55]ポリプラスチックス
「理由」
ダイセルとアメリカの会社の合弁会社で、上場企業に属しません。
この企業は採用する人数が非常に少ないです。
ですが、インターンシップ参加した方が受ける事が出来る早期選考と推薦を使えばほぼ100%の確率で内定をとれるため、内定をとるのが非常に容易になります。
また、社員の方々は上司の方もさん呼びするようなフレンドリーな会社で、働きやすい職場ですので、職場の環境を重視する方に非常におすすめです。
化学メーカーの中でもかなりホワイトな企業です。
年収も30~40代で800万円代まで上がります。
企業の本拠地点が静岡県にあるため、静岡県で働きたい、転勤したくない方にも非常におすすめな企業です。
[50]イノアックコーポレーション
「理由」
かなり小規模な会社ですが、シルシルミシルさんデーで紹介されるほど、有名な企業です。
商品が特殊なため、自動車、ベッドやソファーのような家具など様々な業界へ売り込みをするので、営業職の方も自信の興味のあるジャンルの商品が見つかるはずです。また、独自の技術を持っているため、安定して売上を出しています。
また、この企業の大きな特徴は、ESで誰も落とされないことです。
ESで落とされることはないので、面接は得意だけどESを書くのが苦手な方でも内定をとりやすい企業となっています。
研究職のかたは、勤務地は愛知か神奈川のどちらかになります。
ホワイト具合は商品に近い部署に携わっているかどうかで異なってきます。
商品から遠い部署ほどホワイトとなっていますが、どの部署も比較的ホワイトです。
と以上のようなかんじになりました。
化学メーカーの仕事はつまらない?
仕事に何を求めるかは人それぞれですが、化学メーカーの仕事はつまらないといいます。
現に化学メーカーに勤めている僕の友人も「つまらない」と愚痴ったりするんですが、つまらない=安定してるってことなんです。
売り上げも安定しているからガツガツしてないし保守的。人間関係に悩んだり、社内の閉鎖的なシステムのせいで疲れる人が多いです。
でもこの時代にそうやって安定感抜群で仕事できるのも珍しい業界なので羨ましいなと個人的には思います。
化学メーカーの就職は難しい?
巷では化学メーカーは超絶ホワイトだから就職が難しいんだ!と言われますが、ひとくくりにもできません。
というのも三つの視点があります。
- toCかtoBかでも違う
- そもそも採用人数が違う
- 文系理系でも違う
化学メーカーはBtoBを狙え
化学メーカーといってもBtoBとBtoCがあります。
例えば上であげた企業の例でいくと東レとかライオンはtoCなので一般的にも名が知られており、その分受験者の数も増えます。
でもBtoBになると基本的にみんな知らないので、穴場企業がガンガンでてきます。
化学メーカーは採用人数少なすぎ
三菱化学が15人しか採用しないのは有名な話ですよね。その他、他の化学メーカーでも100人採用します!みたいな企業は稀です。
多くても50人くらいが限度です。これには理由があって、化学メーカーは商品開発能力があるのでそこまで営業がいなくても売れるんです。
本当に必要なものには営業がいらないという原理と同じです。営業がいらないのと、それにともなって管理部門も少なくなるので少数精鋭での企業が多くなります。
だからこそ利益率も高くてホワイトというわけです。
化学メーカーに文系は難しいの?
なので文系にとって難しいと言われる化学メーカーですが、理系でも文系でも難易度は変わらないです。
等しく難しいです。理系では理系での戦いがあるし文系には文系同士での戦いがあります。とはいえ、営業部門も管理部門も存在するので、文系も必要とされています。
化学メーカーの課題とされている「商品開発力はあるのにマーケティング力がない」という問題を解決できるのは文系のはずです。
なので、化学メーカーは難関も多いですが穴場もあります。BtoBを中心にそういうところを受ける戦略を作るのもありです。
また、オファーボックスでは化学メーカーからもオファーが届きます。
これは一部の例ですが、住友化学からオファーが来るんです。偏差値65です。
他にも化学の優良メーカーはコロナのためにこぞってオファーボックスに参入してきています。
ESに載せる内容をコピペするだけホワイト企業や化学メーカーからオファーが届くので登録しないのは損だと思います。
あらゆるツールをつかってどうにか化学メーカーへの内定を勝ち取ってください。
化学メーカーは基本的に人気なんですが穴場も意外にあります。
Unistyleで調べてみると、思わぬ優良化学メーカーが見つかったりするので是非見てみてください。
他にも化学メーカーや理系についての記事も書いているので是非!