集団面接が苦手です。今でも苦手なことに変わりないし、むしろ集団面接が得意なんて言ってる人がいれば恐怖すら感じるんだけど、この苦手意識のために緊張して集団面接の結果はいつも散々だった。
個人面接の方がやりやすいなーと思ってます。大抵、三人〜四人ぐらいで集団面接をする羽目になります。ひどいと七人とか。それで通過者一人だけみたいな状況にもなってしまうので、対策をしないとボコボコ落ちてしまいます。

この記事ではいかにして集団面接を突破して、内定を得ていくのかについて説明していきます。これを読んで、一緒のグループになった他の就活生に勝ってくださいな。
集団面接の目的を意識せよ
本題に入る前になんで企業側は集団面接をやるのかを考えたことはあるか。個人面接が一般的にわざわざ集団面接をするにはちゃんとした理由があるし、これを知っておかないと痛い目に会う。僕は後の方になって知った。
企業側が集団面接をする理由は、
- ESで落としたくないから極力会う
- 他者がいる中で自分をアピールできるか見ている(積極性)
- 他人が喋っている時の様子を伺っている
この三つでまず間違いないです。
基本的に集団面接と言っても個人面接と時間は変わらないので三十分ぐらいです。例えば四人だとすると、単純に割っただけでも自分の時間は七分弱。それで何が分かるかと聞かれれば人事も首をかしげることでしょ。

と思う気持ちも分かります。しかしこれは企業側もしょうがないわけです。
単純に時間がない
集団面接が果たして有効な手段なのかは置いておいて、時間がないので、就活生を一気に選別するためにやるのはよくあることです。この場合、通過者は一グループで一人です。複数人が受かることはないでしょう。
特に一次面接の時点で集団面接をするのであれば、一気に篩いにかけられると思って間違いないです。

四人就活生がいたとすると、面接官に「普通」の印象を持たれた学生は間違いなく落ちます。個人面接のように淡々と面接をやっているだけでは失敗してしまうのですな。
参考意識しないといけないのは、とにかく面接官に印象を持ってもらうこと。その印象も良い必要がある。
集団面接を1日に何回も繰り返す面接官はマジで疲れてます。次の面接が始まるまでに結果をつけるので、とにかく印象に残らないといけない。四人なら四人の中で一番にならないといけんのです。

同じグループにすごいのとかがいると、熾烈な競争になってしまうので運の要素も強いんですな。同じこと言っちゃいましたとかね。そこで大事になってくるのは積極性だ。
集団面接で積極性を見られてる
基本的に集団面接では、順番に同じ質問に答えていくことになる。よって、


とこんな具合で横流しに答えていく。次の質問は左から。しかし1つ目を終えて、すぐに挙手制になる。この時に、


この積極性を見せてください。僕はこういうのが苦手なタイプだったんですか、真っ先に意見を言うタイプの人間を人事は評価します。こいつは積極性があって議論をリードできる奴かもしれない!と思うわけです。
一番最初に答えると、答えが被る心配もないですし、「次言おうかどうしよかな」みたいに余計な気心を使う必要もなくなるので、先手先手で動いていくことは大事です。人事も明確に「一番最初に答えてくれた!」ことは評価する旨を言っているので、積極性は大事です。
他人が喋っている時の様子を伺ってるぞ
個人面接ではありえないが、集団面接では人の意見をボーと聞いている時間の方が長い。もちろん自分は何を言おうか考える時間でもあるが、当然メモを取り出して考えるわけにはいかず、面接官と他の学生のやり取りを聞く羽目になる。
その時に、実は面接官はちょこちょこ受け答えしている以外の学生のことも横目で見ている。これを以外と意識していない学生は多い。
参考つまり、他の人が受け答えしている様子を聞いて、時々うなずいたり適度に微笑んだりすることはメチャクチャ重要。これを持ってして、「ああ、こいつはコミュニケーション能力あるやん」と面接官は思うようになる。
いよいよ集団面接の対策とコツや!

ということで集団面接の意図がわかったところで、集団面接の対策やコツについてまとめていきたいと思います。個人面接と違ってあまりにも勝手が違うので、最初は緊張して戸惑うかもしれません。しかし基本的にしっかりと準備しておけば基本的に突破できるものです。
普通の就活生は集団面接を甘く見ているので、この記事をしっかりと読んでいるだけで、準備の段階で差が出てます。
挨拶は大きく
集団面接は大きな部屋を区切ってやる場合もあれば、会議室みたいなところでやる場合もあり様々です。どちらにせよ、個人面接の時に比べて広い場合が多いです。(とはいえ、個人面接でも最終面接になれば、バカ広い会議室で面接をすることもよくあるし、そのせいで今まで以上に緊張してしまうこともある)
どちらにせよ声が小さくなる。おどおどすると目立つ。
入室する時に集団面接だと流れるように入ってくわけだ。「失礼します」、「失礼します」を四人なら四回聞くことになる。その時に堂々と大きな声で

と言うだけで、

となる。集団なんだから、この第一印象は特に強くなってしまうのだ。挨拶の段階で大きく差がついてしまうことを意識して入室して欲しい。
よくある質問の答えを徹底的に作りこむ
集団面接と個人面接で徹底的に違うことが一つだけある。
それは、集団面接ではオーソドックスな質問しかされない、ということだ。もちろん最終の集団面接の場合は役員が意地悪な質問をしてくる可能性もあるにはあるけど、基本的に集団面接は一次、もしくは二次で実施されることが大半だ。その場合は基本的な質問しかされない。
むしろその基本的な質問をするだけで十分に集団面接では学生の優劣を決めることが可能なのだ。
オーソドックスな質問とは以下の通りだ。
- 自己PR
- 志望動機
- 学生時代に頑張ったこと
- 逆質問
集団面接だと、下準備してる人間としてない人間の差が浮き彫りになりがちだ。面接を突破するには上記の基本的な質問の答えを詰めることは必須なので練り上げておこう。
特に、逆質問や最後に一言などがある場合、そこで徹底的な差が生まれてしまう場合もあるので要注意。それらは各記事にまとめてあるので見てみて欲しい。
参考「面接の逆質問」はぶっちゃけ茶番だけど、チャンスなので有意義に使って欲しいと人事は言ってます
参考面接で「最後に一言」と言われた時はお祈り確定?返しは「ねえよ」じゃなくて○○と言おう
自己紹介がめちゃ重要
さっき上に集団面接でよくある質問を書いたが、それよりも大事なことがある。
自己紹介だ。
もしも集団面接を突破できない、もしくは不安であれば自己紹介を変えて欲しい。どうやって変えるかと言うと、「珍しい、もしくは面白いもの」だ。一言でいえば、他の就活生と全く違う自己紹介にしてくれ。僕は最初の一言で絶対に笑わすことができる自己紹介を持っていた。それは「就活の面接」では使っちゃダメだ!と思っていたけど、それを使いだしてから集団面接はおろか個人面接でも突破するようになった。
よって、インパクトのある自己紹介を作ることは必要。最初にぶちかますことができれば、面接官の第一印象は「良きなり」のままでずっと貫かれる。


集団面接用に少し目立つ自己紹介を作ってみるのはありな作戦です。
頷き、そして笑え
そう、最初に言った様に面接官は他の学生の聞く態度も見ています。なので、面白い部分があれば真っ先に笑ってください。共感できる部分があれば頷いてください。面接官がためになることを言ったら、大げさに「な、なるほど!」という表情を取ってください。
これが集団の中でのコミュニケーションです。大勢いる中では大げさぐらいの方が目立ちます。表情や態度もずっと見られていると意識して他の学生の時間であっても気を抜かない様にしてください。
まとめ
確率的に言うと、集団面接の方が突破する確率は低いので落ちてもそこまでめげる必要ありません。でもしっかりとした対策があるのにそれを知らずに落ちているのであれば対策を知ってそれをストンと脳と体の中に落とし込んでください。
その他大勢になってしまうと落ちてしまうのが就活、特に集団面接です。自分が他の人と違う点は何か、いかにしたら目立つことができるのか、を意識しながら集団面接に臨んでください。