就活の面接では矢継ぎ早に面接官から質問がやってきます。しかし就活生が最後に自ら話すチャンスを与えられる。それは、「何か質問ありますか?」の場合もあれば「最後に一言ありますか」という場合もあり、様々だ。
就活生の中でささやかれる「最後に一言」はお祈りフラグだ、なんてことの真意も踏まえて、「最後に一言」で就活生は何をいえば良いのかという疑問に名人と解説していきたいと思う。


最後に一言はお祈りフラグ?

そう、その通り。最後に一言と面接官が言ってもそれが即「お祈りフラグ」に結びつくわけではない。まあ実際、散々喋った挙句に「最後に一言ある?」って言われると、
何かダメダメな面接だったの?
って思っちゃうよね。そこらへんの心理って、
- 最後の一言で挽回しろってこと?
- 落ちたので、最後に企業にガチな一言ってこと?
的な解釈になってしまうのが本音だろ。


最後に一言、はチャンスなんだけど、面接でこれを言われてしまうと結構メンタルにきちゃう就活生が多いのは事実です。面接するとき、面接官は「マニュアル」みたいなものがあるので、それに沿って話してるだけなんだよね。だから、「最後に一言」っていうのはマニュアルで言っている場合もある。
一度、面接官が使う評価シートなどで面接官は面接中にどんな評価シートを見ているかもチェックしておくと良い。
面接官の気分
「最後に一言」自体はマニュアルに乗っている場合もあれば乗ってない場合もある。これを聞くかどうかは面接官に依存するんだな。
みん就や2chでも「最後に一言」を聞かれた人もいれば「聞かれなかった人」もいるわけなので、ここが通る人と落ちる人の違い?って思う人もいる。
最初に言ったけど、関係ない。
最後に一言を聞かれて、通る人もいる。最後に一言を聞かれて、通らない人もいる。
会社によっては、落ちる可能性のある就活生に最後のチャンスを与える意味で言う場合もあるが、これは完璧な面接官の判断。つまり面接官の気分次第。
とりあえずの意味合いで「最後に一言」を聞く面接官もいるってことだね。なので最後に一言があったからと言ってそれが即お祈りに繋がるわけじゃない。
それよりもはるかに大事なのは、最後に一言を聞かれたときに

ってことだ。今からその答え方について解説していくね。

最後に一言で面接官は何を期待しているのか?


面接の最初ではパンチのある自己紹介をする必要がある。最後の一言があれば、そこでもパンチのあることを言う必要があるんだね。とはいえ、30分近く面接しているのだから、面接官はその時点である程度目の前にいる就活生のことがわかっているし、「最後に一言」を聞いている時点で、面接官の中では、

とか、

的な判断がついている可能性高いです。会社的には面接官の評価シートだけで全てを決めないところもあるけど、大手や社員が優秀な会社だと面接官にかなり委ねるところはありますね。(ようは現場の意見を尊重する的な考えでね)
ある程度面接の結果がついている段階で就活生は「最後の一言」を求められるわけだ。

面接の結果がつきかけているので、それを聞くのはどういうことだろう。面接官の期待は大きく2つあるのでそれぞれ説明しまする。
熱意がどれほどあるのか聞きたい

これがまず一番大きい。面接ってのは基本的に面接官の質問に就活生が答えるシステムだ。
それだけだと、学生の人となりや能力は分かっても会社に入りたいという熱意は分からない、ってパターンが多い。

その会社を受けている時点で「入社したい」っていう気持ちは察してくれよと思うかもしれない。しかし、みんなそうなんだから、学生は「本当に入社したいんだ!」という気持ちを面接官にぶつけた方が良いんだよね。
だから、面接官が面接を通して、「こいつは入社したいんかな?」と思ったときに「最後に一言」で「情熱を言え!」と思っている可能性は大きい。
今まで淡々と面接をしていたが、最後に一言で「会社への気持ち」を思いっきりいうと、ギャップもあって一気に面接の結果がひっくり返っていく可能性もあるぞ。
挽回させようとしている
これも結構ある。と言うのも面接中、答えが詰まったり変なことを言ってしまうことはよくあることだ。これに関して言うと、立派な社会人でも転職の時は面接でテンパるので、就活生なら尚更のこと。
それは人事もよくわかってるよ。


ただ、そのミスが命取りになってしまうのが面接。一個ミスするだけで面接官の印象は簡単に悪くなったりするんだ。
なので、面接官はミスを挽回するチャンスを「最後の一言」与えてくれている場合がある。この場合、学生側は「面接のどこでミスをしたのか」を面接中に的確に察知しておく必要があるが、この能力があると面接官的には、

と好感度が上がっちゃうわけです。
「さっきはあんなこと言っちゃいましたが、真意はこう言うわけで」みたいな発言です。これができる学生はかなり能力高いです。ある意味、「最後の一言」で試してるんですね、面接官は。
つまり、最後の一言で何を言えば良いのか?

面接官は「熱意」と「挽回」を「最後の一言」に期待している。
なので、
- 私は絶対に御社に入りたいです!系
- さっき言ったことはこういう意味で、こういうことです!系
の二つになる。
面接の終盤ともなると気力も体力も磨り減っている可能性がある。しかし、しっかりと対応できるように最後まで気を抜かないようにしよう。