この記事では東大の落ちこぼれの就職先や就活失敗しっちゃった末路を紹介します。
高学歴の学生はプライドがある。
就職先の会社でも年収ランキングや人気企業ランキングばかりを眺めて就活をする。
そしてそんな学生の行く末は闇である。今回は東大経済学部の学生が仮に見栄だけで就活をしてしまった場合、どういうことが起こるのかを様々な事例を組みあわせて紹介してみようと思う。
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東大落ちこぼれのスペック
- 都内私立男子校出身
- 野球部
- 東大経済学部 一発合格
- バイトは塾講師
- 志望業界は商社、広告代理店、海運
- 今まで彼女がいたことはなし
近藤は中学受験を突破して都内にある有名進学校のKに進学した。そこでは野球部に所属し文武両道で6年間を過ごす。高校の時は塾を3つ掛け持ちしながら、全国模試で上位の結果を残す。
そんな彼は東大に入り、彼女を作って絵に描いたような「キラキラ系リア充」の生活を夢見たのだがそういうわけにはいかなった。現実は甘くバイト先の女の子にアプローチをしたり、合コンをしても結果は散々だった。
東大に入ってもコンプレックスに悩み、「モテたい、稼ぎたい、地位を得たい」という欲だけを成長させる。
もしもそんな彼が見栄だけで就活を始めたら?
東大生の就活解禁前
近藤は就活を舐めていた。売り手市場だということもあった。自分が東大だということもあった。しかし何より、こんなにも努力した人間が就活で負けるはずがないと思っていたのである。それが間違いの始まりであった。
社会は理不尽の塊であり、努力は必ずしも実らない。就活では頭の良い人ほど失敗してしまう。
就活はテストじゃない。スポーツでもない。人間の一方的な感情が入るから、運の要素をがとても強い。近藤はバイト先の仲間や社員からも「お前ならどこでも大丈夫だろう」と半ば羨望の眼差しで見られていた。
それを近藤自身、実に小気味が良いと思っていたのだ。東大生、その肩書きだけで彼の名誉心は十分に満たされていた。
東大の友達
彼の東大の中身に木村と橋爪がいる。
木村はK高校からの仲だ。語学に優れており、英語の他にも中国語に精通している。また、インターンで早くからベンチャーにて泥臭い仕事をやってきた。勉強はそこそこだが大学のうちから身になる訓練を受けていたのである。
橋爪は体育会系だ。OBとの繋がりも強いので頻繁に連絡をしては早くも就活のスタートを切っている。
そして近藤はただ、就職ランキングや平均年収ランキングを並べて、どの企業ならモテそうかとそんなばかりに思案を巡らせていたのである。
東大の年明け
木村はベンチャーのインターンを大学3年の夏前にやめる。そして、外資コンサルやメガベンチャーのインターンに行ってはESにかけそうな事項を着実に増やしてきた。同様にTOEICではすでにほぼ満点近くの点数を叩き出し、外資系の内定を得ている状態で日系への選考へと挑む形になった。
一方、近藤は?
嫉妬に狂って自分を見失っていたのである。近藤よ、目を覚ませ、まだ間に合うぞ。彼はすべての行動が一歩遅れていた。本当に一流の企業に入りたいのであれば東大生であっても準備を怠ってはいけなかった。
橋爪は東大×体育会系、という強みを十分に生かし、もてるコネクションを全面に生かしながらひたすら準備に準備を重ねていた。過去問を大量に解いていくようなそんなタイプである。
ある意味で近藤は天才型だったのかもしれない。コツさえつかめればと思っていたのかもしれない。なんとかなるだろうと思っていたのかもしれない。しかしその油断が就活では命取りであった。
落ちこぼれ東大生の3月
就活の解禁。マイナビ、リクナビに登録して、膨大なメールの量に頭を抱える羽目になる。風物詩のようにテレビで放送される、合説の様子を見ながら全国の就活生が焦りだすのである。
しかし近藤は、
とタカをくくっていた。ある意味でこの達観は正しいとも言える。がしかし合説などに行って、自分がしらなかった企業や仕事を知るのは大切なことだ。ただでさえ情報収集に遅れているので、説明会に行って興味のある企業をどんどんリストアップしていく必要がある。それがリスクヘッジだ。
だがそれすら怠り、一流だけに近藤はこだわった。やりたいことや内容ではなく外見だけで企業を選んでいたのである。
そんな近藤の姿に木村と橋爪は不安を抱いていた。しかし自信家である近藤の態度に何も言えずにいた。きっとどこかに内定はもらえるだろう。木村と橋爪でもさえもそう思っていた。
最近では就活にアドバイザーをつける学生も増えている。プロと一緒に就活をしようという流れが強くなっているのだ。
高額例の学生ほどこっそりと使用しているケースがある。
落ちこぼれ東大生のESラッシュの4月
ESラッシュに苦しむ4月だが、近藤は余裕だった。周りはOB訪問をしてESの添削や情報収集に勤めているのに、近藤は企業のウェブサイトを覗くだけで具体的にな行動にはでない。ESもなんの一貫性もなく書くだけだった。
木村と橋爪とのコンタクトの回数も徐々に減ってくる。週一回ゼミで学校に行くのみであとはひたすら家にこもっている。これが悲劇を招くとは知らなかった。就活は孤独になった時点で負けだったのだ。
エントリーシートは就活では最も重要だ。なぜならESが通らない限り面接までこぎつけることができないからだ。多くの就活生が足繁く大学のキャリアセンターやOB訪問などをして何度も何度もESをチェックしてもらう。
そこをサボった学生とサボらなかった学生の差は大きい。
落ちこぼれ東大生の5月 ES落ちが続出
思いもかけないことが起きる。学歴フィルターで弾かれるはずがないと思っていたのに次々にES落ちの報がメールで届き始める。敗因は明らかだった。ESを全く添削しておらず、SPIもほぼ無勉で挑んだのだ。東大生はSPIを簡単だと舐めてかかる。しかし実際はクセがあるのでしっかりと対策を練らないと痛い目にあう。高学歴ほどSPIで苦戦するのは甘くみすぎるためだ。
しっかりと準備している学生に勝てるはずがなかった。慌てた近藤は企業のランクを落として、「まさかこんな企業を受けるだなんて」と苦虫を噛んだような表情を浮かべて急いでエントリーを始めた。
しかしこの時期にエントリーを募集している企業は少ない。しているのはブラック企業か名も無い中小企業。この時点でようやく近藤は「就活をなめていた」ことを身を持って理解する。
一方木村と橋爪は有名企業の書類を次々に突破。6月の面接の日程の組み方が難しいほどに面接で詰まっていたのである。
落ちこぼれ東大生の6月 面接壊滅
近藤はわずかに通った面接に全てをかけていた。これで落ちたら就活のやり直しを余儀なくされる。下手すれば就職浪人。それだけは近藤のプライドが許さなかった。
さすがにと近藤は筆記が通った会社の質問対策を始める。ウェブの体験談を熟読しながら面接の形式や想定質問を準備。答えをファイルにまとめて、日夜イメージトレーニングをした。
しかしこれは失敗だった。面接はイメトレだけでは決して養おうことができない。本番の緊張感、はたから見たら自分はどのように映っているのか、この解答例は受けが良いのか、これらは実践の練習を積まないといけなかった。
6月1日から解禁された大手の面接で近藤は極度に緊張をしていた。
理由は一つ。
一個も内定がなく、手持ちのカードも残りわずかだったからだ。
この切羽詰まった焦燥感が近藤の精神状態を異常たらしめていた。
次々に面接で失敗を犯すのである。
落ちこぼれ東大生7月 夏選考にて就活のやり直し
面接で苦汁を飲んだ近藤は就活のやり直しを余儀なくされた。サークルやゼミのグループラインでは内定が決まったメンバーが内定先を公開し「飲みに行こうぜ!」と騒いでいた。
近藤はそんなラインを無視して一人泣くしかなかった。準備を続けていた他の仲間たちは次々に「誰もが羨ましがるような企業」に内定を勝ち得ていた。
そんな時に一本のメールがあった。橋爪からだった。
「近藤、大丈夫か?」
その電話に対して近藤は今の現状をありのままに話した。プライドなんて捻じ曲げられていた。涙で言葉にならなかった。一緒に頑張ってきたこの大学生活が急に空虚なもののように感じられた。
しばらく現状を語った後、いつしか近藤は企業や社会、他の就活生への愚痴を言っていた。
「おい、近藤」
橋爪の口調は強くなっていた。
近藤は橋爪の語気に驚いた。そして近藤は言った。
「そんな愚痴を吐く元気があるなら、就活をやれよ。まだ終わってない」
少し前の今度であれば怒っていたかもしれない。でも今の近藤に抗う気力がなかった。橋爪は総合商社の内定を手に入れていた。そんな男の一言が近藤にはやけにしみていた。
近藤の目つきはすでに変わっていた。スマートフォンを握る力は強くなっていた。落ちこぼれ東大生の長い夏が始まろうとしていた。
落ちこぼれ東大生のまとめ
東大生や国公立の学生。早慶の学生に次ぐ。
就活を甘く見るな。自分の学歴だけでは簡単に追い抜かれる。マーチや関関同立の学生が血眼になって就活時期に活動を開始する。余裕をぶっこいていると、大学受験の時には勝ったのに就活の時には逆転させられてしまう。
準備を絶対に怠ってはいけない。
就活は失敗するな。気を抜けば今までの努力が水の泡。
でも勉強ができる学生は必ず就活でも成功できる。今までやってきた通りの努力を続けてくれ。健闘を祈る。
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