就活コラム

なぜ東大生をはじめエリートたちは就活で地獄を見るのだろうか

就活とエリート

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東大生は会社では使えない、というレッテルが貼られている昨今、東大生よりもむしろ早慶の方がええやん、と思っている人事すらいるぐらいなので、東大生をはじめとした勉強エリートたちは就活では実は苦労をします。

僕の持論としては、東大に行って会社勤めするなんて馬鹿馬鹿しいじゃん、って思っているので、研究に進むなり起業するなりして、社会にインパクトを残した方が良いと思うのだけど、東大生だってほとんどが企業就職するのだから、なぜ就活の時になって苦戦するのかを論じるのは一定の需要があると思う。

それに世間的にも東大の奴らは頭デッカちだと思っているし、どうせ就活失敗するんでしょ、と考えている人間も少なくないのだから、そんな人間を見返していくために原因を探っていこう。

大学生活で勉強しかしない

このタイプは少ないだろうけど、東大生は就活の時に話せるような体験談が少ない事が論じられる。例えば、総合商社に受かるような人間の中では「ナンパに明け暮れてました」とかを平気で言う奴がいて、むしろそのタイプの人間の方が面白がられる。東大生の全てが課外活動に勤しんでいないとは言わないが、一部は研究や自分の趣味に没頭しすぎて、面接の時に面接官を唸らせるような活動をしていない事がままある。

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現に僕も集団面接をしている時に、東大や京大などのグループに紛れた事があったが、彼らは実に単調な話をしていた。面接官が飽きるのも無理はない。同じような話を何回も聞かされているのだ。よって、勉強ができてたエリート諸君は、大学生活でとにかく人とは違うことを一つはやること。そして、その人とは違う経験は、大人の人に「理解」されるものであるべきだ。

ナンパが理解されるべきものかどうかは、人の価値観だが、少なくともその男は「ああ、人と話すのに慣れている」という印象を面接官に抱かせることに成功した。よって、君たちも、「変な虫を食べることです」などというのはやめて、一定の理解を得られそうな活動をすること。それによって面接官の心の壁を突破していこう。

コミュ力

僕の知っている東大生はコミュ力が特段劣っていると感じた人間はいなかったが、中には人と接するのが苦手な人も多いかもしれない。だからこそ勉強に集中することができた、または見返すために東大に入ったという学生もいるだろう。

しかしながら、会社に入るにおいて、このコミュ力はきわめて重要になる。なぜなら、勉強は基本的に一人の作用だが、仕事は共同作業になる。一人でガリガリとやるだけでは到底なしえないのが社会での仕事なのだ。

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よって、面接官も目の前の学生がどんなに優秀であろうととも、「この男は上司の言うことを聞き、周りと協調しながら気持ち良く仕事ができるのだろうか」という部分を大きく見ている。
それは、上司が「こいつと仕事終わりに飲みに行きたい」と思うかどうかという価値観と似ている。

コミュ力とは何か。簡単だ。

相手の話をよく聞いてから、それに対して簡潔に分かりやすく答える。

これだけ。これをできない東大生は多い。
傾向として、

  • 相手の話ている最中に話し出す
  • 一方的に否定します
  • 早口で返す
  • 情報量が多すぎる
  • 聞いていないことまで答える

一つに、勉強エリートは面接で、変に勝ちに力が入っちゃうことが理由としてあげられるんだよね。
というのも、面接というのは大学名関係なく同じ時間を与えられる。30分近くか。30分は頭の良し悪しに関わらず変わらない。だから、東大生たちはその30分で自分の能力を発揮しようと思って、ついつい喋りすぎちゃう。相手の話を聞いているのでさえも億劫になっちゃう。この気持ちはわかる。
これは頭の良い学生の傾向です。これを面接でやると一発でアウトです。平気でやっちゃう奴はエリートです。コミュ力は上達できます。実践経験です。練習をしましょう。繰り返しますが、絶対に上達できます。

 

生意気に見られがち

逆差別があって、東大とかだと使いづらいんだろうな、と思う面接官がいるのも事実。
まあ実際にそういう風に変に反抗的だったりルールに従わないエリートが多かったから、そういう経験があるのだろう。
東大生をはじめとした学歴優秀な学生は生意気に見られがちだ。日本の社会とはいうのは肩書きをすごくきにするから、自分よりも学歴が良い人間に対して、一種の畏怖の念を抱くんだけど、就活の面接だと、大人たちは東大生に上から目線で相対することができるわけで。

ここで、そんなおっさんたちに普段通りに接すると、「生意気だ」と思われてしまう。もちろん東大が多く入っている会社ならそんなことにはならないけど、世の中は東大有利の会社ばかりではないし、さっき述べたようにむしろ早慶とか外大とかそっちの方が好きな会社もあるわけで、それを考えれば、「生意気さ」を見せることは死に等しい。可愛さを見せないといけない。

これはコミュ力と一緒で、生意気さのある人間はどんなに能力があろうとも出世することはできない。どんなに営業成績がよくとも、結局は上司に好かれた人間が出世していくことを同じ原理だ。

生意気に見られながちなのは、コミュ力のとことであげた、典型的な例を直せばかなり改善できるということは言っておこう。あとは、面接官に対して、リスペクトの気持ちを持つことだ。一応、その会社に入れば先輩になるわけだから、いくら自分が優秀であっても仕事の面では彼らに頼る必要があるからだ。
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ESとテスセンをサボる

ESとテスセンをサボるエリートは意外に多い。
中堅どころの学生はどうにかしてESとテスセン、TOEICなどの点数を上げて、自分の学歴や功績を挽回しようと努める。現に面接官たちはESでしかその学生のことを推し量れないのだから、しっかりとテクニックを使えば、見栄えの良いものが出来上がるし、それだけで面接に行ける確率が飛躍的に向上する。

しかしながら、自分の学歴にある程度の自信を持っている連中はその学歴の上にあぐらをかくので、ES、テストセンター、TOEICなどを怠ってしまう。これは極めて危険。他にも説明会に行かなかったり、企業研究を行ったりと様々だ。これは受験じゃない。答えがない勝負をしているのだから、準備が一番重要になる。就活に関わることは一切手を抜いてはいけないのだけど、自分の学歴に油断しすぎると、悲劇的な結末を迎えることになる。

まとめ

東大や、宮廷の学生に言いたいことは、とにかく就活で成功しそうな学生をしっかりとイメージしろ、ということ。そしてそのイメージにしっかりと近づいていくこと。仮に、そのイメージ像に近づくことが馬鹿らしければ、すぐにでも院に行ったり、ベンチャーに行ったりなど別の道を考えよう。人と同じ人生を歩むために東大に入ったわけじゃないと思うからだ。

自分を客観的に見れない場合はOB訪問をすることが良い。自分と同じような学力と考えを持った先輩のアドバイスは目から鱗だから。
優秀な大学に通う学生であっても気をぬかずに、OBに連絡を取りESと面接対策をしてほしい。

勉強ができる学生は就活でも絶対に勝てる。だから、ここで逆転されないように踏ん張ってくれ! 健闘を祈る

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就活の名人/SPI専門家

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