この記事では創価大学の就職の強さや学歴フィルターなどについて書いてみます。
ゴールドマンサックス、三井物産、アクセンチュア、サイバーエージェントなど名だたる企業に内定する学生がいます。
東京は八王子の山の方にある創価大学。八王子は大学が20近くある隠れた学園都市なのだが、創価大学はそういう場所に位置している。駅からバスで20分近くかかるが、昨今の就職実績はすこぶる良い。
偏差値は50近くの中堅大学だが付属の創価高校は偏差値70。レベルは高い。
早慶MARCHの就職実績を調べているうちに突如出てきたこの大学が「中堅大学の中では就職最強なのでは?」と思ったのでその理由を書いていく。
普通に総合商社とか商社とか外資系が出てる
創価大学のホームページには就職実績がきちんと明記されている。https://www.soka.ac.jp/career/result/
過去3年間でいうと
- 総合商社…三菱商事 三井物産
- ディベロッパー …清水 鹿島 大成
- マスコミ…朝日新聞
- 銀行 証券 … 野村証券 大和証券 三菱東京UFJ 三井住友不動産
- 外資 P&G Amazon Google ゴールドマンサックス IBM マイクロソフト デロイト アクセンチュア PwC
- IT サイバーエージェント
などなどそうそうたる顔ぶれになっている。
創価大学の全学生数は約8000人。これは東京のその他の大学に比べれば少ない(例えば明治は3.5万人)のだが、この就活実績だ。
特に外資系には圧倒的に強いことが伺える。人数の記載はなかったが、偏差値50の中堅どころの大学にしてはかなりの就職実績だと考えることができるんじゃないか?
就職先のランキングとしては幅広い会社・業界に広がっている。基本的には多くの大学と同じくITやメーカーが多い。
コンサルや外資に強い
創価大学出身で現在公明党の議員である岡本氏はゴールドマンサックスに入社し最年少の役員になったという化け物。
その他でも創価大学からゴールドマンサックスに入社している学生は何人かいる。
また、コンサルも強い。特にアクセンチュアには毎年かなりの人数がいくし、デロイトもいる。
Googleにいた社員と話したときに「創価大学から社員は全員優秀だ」ということを聞いたことがあります。
創価大学からもGoogleに行く人が結構います。
また、三菱UFJなどのメガバンなども多く行くのは傑出している。
一体どうなってるんだ、この大学は。
GCPの就活が強い
また、創価大学にはGCPと呼ばれる選抜された学生の集団がいる。
この集団は英語をかなりみっちりとやらされ、普通の学部の勉強とは別にゼミ形式で勉強をする。特筆しているのが就職実績。
ここから三井物産、味の素、日立などのトップ会社から内定を叩き出している。
ということで、これは偏差値50の学校が叩き出せるレベルではない。
正直他の中堅大学、マーチに行くなら創価大学に入学したほうが良い企業に入ることができる。
その他、創価大学生の就職実績はunistyleにも書かれているのでぜひ一度読んでみて欲しい。
創価大学の就職が強い理由
開学の年数も浅く、生徒数も少ない。都心からも離れているのにこれほどまでの実績を残すのは何故だろうか。
一時期はバッシングも多く日系企業から厳しい目を向けられることもあったと聞くが、この実績を見ればそれは昔のことではないかとも思う。少し理由を探ってみる
学生は優秀だから
東大を蹴るのは創価大学の生徒である、と言われたもんだが、その趣は今でもあるのかもしれない。創価大学は創価学会系の大学である。青山学院や立教もミッション系の大学だが、それと同様の類となる。
東大や早慶よりも創価大学に魅力を感じる生徒はおそらく一定数いるので学力があっても創価大学に行く学生もいるんだろう。その学生が就職実績を引っ張っていると推測できる。
実際かなり英語や留学に力を入れていることがホームページからわかる。外資系からのウケがいいのもそういうところかも。外資は学歴で見る、って感じじゃないし。
学歴フィルターはなさそう
創価大学は中堅大学の中で別格になっているので、学歴フィルターがなさそう。
企業の人事部の中では創価大学の学生が優秀だということが知れ渡っている企業もある。
もちろん学歴フィルターがある界隈では苦労してるかもしれないが、純粋に創価大学というだけで切れることはなさそうだ。
【24卒】学歴フィルターはどこから?学歴フィルターない大手企業まとめ
ちなみに
アメリカの大学はそもそも各地域でキリスト教の牧師を要請することが目的で建立されたのでほとんどが宗教的バックグラウンドを持っている。
青山学院、立教、ICUなどがその流れを組んでいる。
現在アメリカの大学がそうであるように宗教的バックグラウンドを歴史的に持っていてもあまり感じないのが普通だ。
幹部を要請することを目的とした大学はほとんどない。創価大学も同様だと考える。
お世話になっている会社
これは完璧に推測になるが、創価学会のお得意様になっている企業は創価大学に枠を設けているのではないかということだ。
創価大学の創設者である池田大作氏と松下電器創業者の松下幸之助は交流があったことが知られている。よって見る限りパナソニックの就職は多い。(パナソニックの幹部に創価大学出身の人がいたはずだ)
また、会館の設立に関しては当然ディベロッパーや設備会社と関係がある。主要取引の銀行や機関紙の印刷や広告に伴ってマスコミとの関係もあるだろう。コンサルや証券を使っている可能性もある。
これは他の大学にも『学校推薦』という形で歴然と存在しているので別に良いんだけど、特に創価大学は取引先との関係もあるので就職枠が設けられているのではないだろうか。
まとめ
外資系の就職実績が良いところに私は注目している。外資系はフラットに採用をするから、本当の実力で人間を採用する。創価大学には優秀な人間がいる、ということが徐々に浸透しているのではないだろうか。
創価大学は偏差値的には日東駒専のレベル層になるが、就職実績だけで見ればその層を遥かに抜きん出ている。
もちろん大学の価値は就職実績によらないが、こういう指標で大学を探してみるのも一つではないだろうか。