最終の倍率
最終まで行っても最終で落ちてしまったら意味がない! だからこそ気合も気持ちも入りますが、果たして最終の倍率はどれぐらいあるのか。会社によってはほとんど通す場合もあれば、最終が一番難しいなんて場合もある。
これも採用戦略の一つだから、企業によっても最終の突破倍率は違うわけだが、こういう企業は最終の倍率が低い、とかこういう企業は比較的通すということがわかっているのでまとめてみる。
相場は2倍だけど
基本的に倍率が
2倍 妥当
3倍 きつくない?
4倍 相当準備しないと
5倍〜 運ゲーム
ってなるわけだ。世間的には最終の倍率は2倍ぐらいだと言われているが、それははっきり言って甘い。最近では大手に限っていえばかなり倍率が高くなっている。
最終の倍率が高いのは人事にとっては都合が良い。だって、「お偉いさんが選んだんでしょ?」と暗に人事部の正当性を役員たちに説明することができるからだ。人事部と現場だけで決めると、後々問題が起きた時に責任追及されやすい。
また昨今では「全員採用」という言葉も流行っているので、最終での面接が決してお飾りではなく選考としてやる風が強まっている。
最終面接と面接回数は関係性あり
面接の回数と最終倍率には相関関係があると思っていて、面接の回数が多ければ多いほど最終の倍率は減ります。
だいたい大手企業になると、1次選考、2次選考、そして最終面接と続く場合がほとんですが、中には間にGDなり筆記があったりと選考回数が3回を超える企業もしばしば(総じて人気企業)
そんな企業の最終はほとんど選考ではない。1倍。どんなに高くても2倍はいかない。なぜならそれまでの選考で相当の人数が切られているので最終で選考をする必要がないのだ。これは出願者が多い人気企業などでは多い。
よく言う例だと電通や博報堂、サントリーとかも。
普通は2倍〜3倍で落ち着く
なので、面接回数が3回未満で、就職ランキングでの最上位層でもない限りは2倍〜3倍の間で落ち着く。だが2倍はほとんどないと思った方がいい。2.5倍だとも言える。2倍だと思わせるのは罠。そこで気をぬくと鋭い質問がきた時に対応できないぞ。
倍率が3倍以上の場合
総合商社の最終は3倍を超えることがざらになった。これはない英事態に備えるためでもある。総合商社を始め人気企業は意外に内定辞退も多い。というのもそのクラスの会社の内定をもらえる人間は複数の企業に受かるだから。
内定辞退で予定採用人数に満たない、そんな理由で首を切られる人事部長がいるのはよくある話なので、人事は内定辞退にビクビクしている。最終に人を進ませておく子で、ある意味「キープ」をする。
そんな狙いがあって最終の倍率が高くなることがあるのも知っておこう。
また、就活生は客観的に自分を見るのが難しいと思う。僕もそうだった。いくら面接の練習をしてもなかなか直らない。なので思考を変えてみた。面接官の気持ちになって面接に挑むようにした。昨今では評価シートも出回っているので是非見てみてほしい。
参考面接官がどこを見ているのかをチェックし、その部分だけを意識すれば面接突破率は劇的によくなっていきます。