日本は学歴とか学閥を非常に重要視します。それは当然就活でもあるわけですが、その色は総合商社でも色濃く残っています。
昨今は人材の多角化を狙っていますが、やはり大学に偏りには傾向があります。昔から総合商社は慶應有利と出回っていますが、本当にそうか、データを使って分析してみます。
データをまとめてみる
慶應 | 早稲田 | 東大 | 京大 | 一橋 | 上智 | |
三菱商事 | 50 | 29 | 39 | 13 | 12 | 10 |
三井物産 | 32 | 27 | 18 | 9 | 13 | 8 |
住友商事 | 34 | 29 | 20 | 14 | 8 | 10 |
伊藤忠 | 22 | 16 | 13 | 12 | 6 | |
丸紅 | 30 | 22 | 13 | 9 | 9 | 8 |
双日 | 5 | 7 | 2 | |||
豊田通商 | 10 | 15 | 6 | 5 |
2013年のデータだ。これをもう少し見やすくしてみると、
慶應 | 早稲田 | 東大 | 京大 | 一橋 | 上智 | |
採用合計 | 182 | 144 | 111 | 57 | 48 | 41 |
生徒数 | 33625 | 52078 | 27955 | 22785 | 6382 | 13435 |
採用確率 | 0.005 | 0.002 | 0.004 | 0.002 | 0.008 | 0.003 |
こうなる。これどういうことかというと、早慶は学生数も多いのだから、「一概に比べても意味なくないか?」って個人的に思ったので生徒数で商社の採用合計数を割ってみた。
すると実に面白い結果がでたことがわかる。
一橋が一番総合商社へとの入社確率が高い
ということだ。次に慶應、東大、上智と続く。関西の京大が不利なのはわかるが、京大と早稲田は総合商社の内定という観点から見るとかなり近しいということがわかる。
一橋は少数精鋭で善戦していることがわかるだろう。もちろん慶應の採用人数が頭抜けているのだが、それ以上に玉砕している人数が多いということである。
会社別
総合商社別に見てみると、
三菱商事は圧倒的に慶應の牙城。三井物産は慶應が苦戦し、一橋やその他の旧帝とマーチが善戦。住友商事は三井物産と同様になる。伊藤忠も慶應が苦戦し、その他の国立が強いという意外な結果になっている。
総合商社はOB訪問が命とも言われている。優秀な大学に通う学生であっても気をぬかず総合商社のOBに連絡を取ってESと面接対策をしてほしい。
総合商社は準備を完璧にすれば絶対に内定を取れる企業だ。
ちなみにunistyleでは大手の内定者のES(エントリーシート)を100社分公開しているので、ここもチェックしておくと良いです(僕もだいぶお世話になった。)