集英社含めて出版社の就活は非常にきつい。
枠が少ないということもあるが、選考の一つ一つが重いのでかなり体力を使う。おまけに情報も他者に比べればあまりに出回っておらず、就活生を悩ませる。OBがいなくて情報がないと一層情報格差が深まる。
今回は集英社の選考について推測も交えながら情報を記載する。情報が少なくて不安に怯える就活生に対して少しでも対策になれば幸いだ。
集英社の選考情報はunistyleが一番充実している。
界隈では有名だけど、情報がダダ漏れしているので読まないのは損だと思う。
エントリーシート
出版社は説明会に出ようがOB訪問しようが全く合否には関係ない。学歴でさえも関係ないというフラットな選考をする。結果的に学歴が良い学生が集まる傾向にあるが結果論に過ぎない。
集英社のエントリーシートはほとんどが通過する。どちらかというと次の筆記試験で大量に落札者がでるというイメージで良い。だが質問事項が多くおざなりになりがち。一つ一つしっかりと答える意識は持っておいたほうが良い。
ちなみにこのエントリーシートはその後の選考では一切使われない。筆記試験を通過した後に渡されるエントリーシートで面接は進んでいく。
とはいえここである程度はちゃんと書かないと突破できないので、集英社を突破したESはみておくことをオススメする。
筆記試験
日本大学で行われる。マスコミの鬼畜なテストに比べれば随分と易しい。問題としても楽しめるものが多い。その分あまり対策をするという感じではない。普段からよくテレビを見ておいたほうが良い。特に名前。
対策できるものとしては漢字ぐらい。そんなに難しい漢字は出ない。
基本的に上の書籍をやりこめばかなり漢字の点数は差をつけることができる。漢字で得点を失うのは出版社志望的には勿体無いと思うので勉強していくことをお勧めする。
それから一応英語の問題数もバカにならない。一〇問ぐらいあるのかな。TOEICとかやっているならば問題ないと思うので「日本語だけで良い!」なんて言わずに英語もしっかりと押さえておこう。
問題は作文
作文の出来いかんで筆記の得点は吹っ飛ぶというのはよく言われた話。いわゆる三つの単語で話を作るという出版社お決まりの課題。ここがしっかりとできるかどうかは筆記を通る上で最重要と言っても良い。
ただ、これに対策があるのかと問われると極めて答えづらい。普段からいかに文章に接し、いかに文章を書いているか。小手先で挑んでもしょうがないと思う節はある。
それに普通の作文を書いたってダメに決まっているから、市販の作文の作り方みたいな本が役立つとも思えない。普段から、「3単語」を使って800文字のストーリーを作る練習をしよう、これしか言えない。
ただ、これを苦に感じるのであればそもそも出版社に行こうとするのは間違いなんじゃないかとも思う。もちろん漫画志望とかファッション志望だよとか色々と意見があるのは百も承知だけど基本的にはいかに言葉を使うかがこの業界だと思うんだよね。
面接の開始
由緒ある学士会館で面接スタートです。2次面接以降は本社。この面接に残っている時点で1000人は間違いなくきっているはず。これが10人になるまで絞られるので相当熾烈な選考だなーと思うわけです。
基本的にオーソドックスな質問しか聞かれないので、準備は入念に。志望動機や自分の企画はかなり考え込んだ方が吉。新たに書いたESで気になった所をドンドン突かれるので、何が来ても用心はしておいた方が良い。
圧迫で通る人もいれば、和やかで落ちる人もいるので、完璧に運。でも何かヒカル感性を見せつけた方が良い。じゃないと埋もれてしまう可能性大。
以降は週に一回のペースで面接が進んでいく。5次まであるという説が濃厚。気の遠くなるような話だ。
ひとまず集英社は独特のアングルで就活生を選考している。unistyleに集英社に関して詳しい選考内容が書かれている。突破者のESも公開されているので一度目を通しておくと良いだろう。それに沿って面接では自分を取り繕えばいい。