この記事では去年、集英社の選考を受けたワイが集英社のwebテスト、es通過率や選考倍率なんかについてまとめた記事です。
集英社含めて出版社の就活は非常にきつい。
枠が少ないということもあるが、選考の一つ一つが重いのでかなり体力を使う。おまけに情報も他者に比べればあまりに出回っておらず、就活生を悩ませる。OBがいなくて情報がないと一層情報格差が深まる。
今回は集英社の選考について推測も交えながら情報を記載する。情報が少なくて不安に怯える就活生に対して少しでも対策になれば幸いだ。
集英社の選考情報はunistyleが一番充実している。ただでさえ情報が少ないのでかなり貴重。
しかも界隈では有名だけど、情報がダダ漏れしているので読まないのは損です。
【公式サイト】 https://unistyleinc.com/
ESと通過率
出版社は説明会に出ようがOB訪問しようが全く合否には関係ない。学歴でさえも関係ないというフラットな選考をする。結果的に学歴が良い学生が集まる傾向にあるが結果論に過ぎない。
インターンも開催されてるけど1dayということもあり、インターン優遇や早期選考があるわけでもない。集英社は本当に鬼。
ただしコネ入社のようなものも存在するらしく3月の時点で内定が出てる学生がいた疑惑がある。なのでコネはまた別枠でやっていそう。(マスコミ系は一定の数だけそういうのあるから仕方ない節はある)
しかし集英社のエントリーシートはほとんどが通過する。どちらかというと次の筆記試験で大量に落選者がでるというイメージで良い。だが質問事項が多くおざなりになりがち。一つ一つしっかりと答える意識は持っておいたほうが良い。
ちなみにこのエントリーシートはその後の選考では一切使われない。筆記試験を通過した後に渡されるエントリーシートで面接は進んでいく。
とはいえここである程度はちゃんと書かないと突破できないので、集英社を突破したESはみておくことをオススメする。
内容的には、
- ジャンルでどのような仕事に関わりたいか、雑誌名や企画
- 学生時代のニュース、ガクチカ
- 好きな書籍やキャッチコピーなど
こんな感じでちょっと特殊なので、しっかりと練ることがおすすめです。
筆記試験と通過率
webでやりました。SPIや玉手箱の訓練をしておくと良いですが、基本的には時事問題です。普段から新聞をよく読んでおくのがおすすめ。
マスコミの鬼畜なテストに比べれば随分と易しい。問題としても楽しめるものが多い。その分あまり対策をするという感じではない。普段からよくテレビを見ておいたほうが良い。特に名前。
対策できるものとしては漢字ぐらい。そんなに難しい漢字は出ない。
基本的に上の書籍をやりこめばかなり漢字の点数は差をつけることができる。漢字で得点を失うのは出版社志望的には勿体無いと思うので勉強していくことをお勧めする。
それから一応英語の問題数もバカにならない。一〇問ぐらいあるのかな。TOEICとかやっているならば問題ないと思うので「日本語だけで良い!」なんて言わずに英語もしっかりと押さえておこう。
問題は作文
作文の出来いかんで筆記の得点は吹っ飛ぶというのはよく言われた話。いわゆる三つの単語で話を作るという出版社お決まりの課題。ここがしっかりとできるかどうかは筆記を通る上で最重要と言っても良い。
ただ、これに対策があるのかと問われると極めて答えづらい。普段からいかに文章に接し、いかに文章を書いているか。小手先で挑んでもしょうがないと思う節はある。
それに普通の作文を書いたってダメに決まっているから、市販の作文の作り方みたいな本が役立つとも思えない。普段から、「3単語」を使って800文字のストーリーを作る練習をしよう、これしか言えない。
ただ、これを苦に感じるのであればそもそも出版社に行こうとするのは間違いなんじゃないかとも思う。もちろん漫画志望とかファッション志望だよとか色々と意見があるのは百も承知だけど基本的にはいかに言葉を使うかがこの業界だと思うんだよね。
ここでの倍率は5~10倍ほどだ。
面接の開始
由緒ある学士会館で面接スタートです。
1次面接は学生一人に対して社員二人。基本的にはES深堀と志望動機などオーソドックスな質疑応答。
集英社は素直な人が好きなので、ここであまり肩肘張らずに素直に回答するのがベスト。
2次面接以降は本社。グループ面接になります。この面接に残っている時点で1000人は間違いなくきっているはず。これが10人になるまで絞られるので相当熾烈な選考だなーと思うわけです。
グループ面接なので、他の学生が喋ってる時は反応したりするのが良いです。また、自分のターンで話すぎないのも大事。
3次以降は個人面接になります。社員が五人とか出てくるの緊張します。ちょっと圧迫気味なので2次面接以降は切り替えるのが肝心です。
その後、トータルで面接の回数は6回ぐらいありました。
基本的にオーソドックスな質問しか聞かれないので、準備は入念に。
志望動機や自分の企画はかなり考え込んだ方が吉。面接選考が始まってから新たに書いたESで気になった所をドンドン突かれるので、何が来ても用心はしておいた方が良い。
実感として集英社の面接官はかなり鋭いので面接に挑むに際して自己分析が甘いと突かれます。
OfferBoxのAnalyzeU+を使うとかなり高性能な自己分析を短時間でできるので、一度やってみることをお勧めします。
自己PRが簡単に作成できたり自分の強みと弱みがわかるので、これを元に面接対策を組み立てると、かなり突破への確率が上がります。
【公式サイト】https://offerbox.jp
圧迫で通る人もいれば、和やかで落ちる人もいるので、完璧に運。でも何かヒカル感性を見せつけた方が良い。じゃないと埋もれてしまう可能性大。
以降は週に一回のペースで面接が進んでいく。5次まであるという説が濃厚。気の遠くなるような話だ。
ひとまず集英社は独特のアングルで就活生を選考している。
unistyleに集英社に関して詳しい選考内容が書かれている。
突破者のESも公開されているので一度目を通しておくと良いだろう。それに沿って面接では自分を取り繕えばいい。
【公式サイト】 https://unistyleinc.com/