この記事では、22卒の文系就活生としてNTT西日本の選考体験記、Webテストボーダー、倍率などを自分の経験を踏まえたうえでお伝えできればと思います。
NTT西日本は、国内通信業界を長きにわたって支えてきた西日本を代表する元国営企業の一つです。近年では、企業や自治体のDXを進めるなど日本のデジタル化大きく貢献しています。
国内通信業界の代表的な企業であり、元国営企業という安定性もあることから、学生からの人気も非常に高いです。そのため、関関同立や上位国立大などの難関大学からの採用が多くなっており、選考突破には充分に対策を行う必要があります。
では、具体的な選考内容や対策について見ていきましょう!
NTT西日本の就職難易度
先述した通り、日本の通信業界を代表する企業であることから、就活における難易度は高いといえるでしょう。
例年、採用人数は事務系・技術系併せて300~400人前後です。内訳は、事務系総合職が180人程度、技術系総合職が200人程度とかなり多いです。倍率は事務系総合職が50倍、技術系総合職が30倍程度と、非常に多くの学生が受験する難関企業であることがわかります。
また、採用実績は地方国立大学・関関同立などの大学が多くなっています。
選考フロー
エントリーシート・Webテスト→一次面談→二次面談→最終面談・グループディスカッション
22卒の通常選考のフローは以上のような流れです。インターン経由の場合は一次面談が免除され、リクルーターがつくようです。
今年はインターンがオンラインだったこともあり、インターン経由の早期選考が例年よりも少なかったようです。
しかし、従来はインターン経由の早期選考が非常に重視される企業で、内定者の3~4割はこのフローで内定を獲得していると言われています。絶対に内定を勝ち取りたい方は、インターンに必ず参加するようにしましょう。
エントリーシート・Webテスト(推定倍率1.5倍)
最初の選考はエントリーシート・Webテストです。3月の中旬に一次締め切りがあり、選考が行われます。
NTT西日本の選考には締め切りが複数設けられていますが、できる限り一次締め切りでエントリーシート・Webテストを提出することをお勧めします。
また、倍率は一次締め切りで提出した場合の数値です。私の周りでこの段階で落選した人は一人もいなかったため、倍率は低いと思われます。
エントリーシート
以下、エントリーシートの内容について記述していきます。
・自由に自己PRを行ってください。(400)
・あなたがNTT西日本で「やってみたいこと」について理由を含めて自由に記載してください。(400)
一つ目の設問は、オーソドックスな自己PRを問うものです。自分の強みは何かを結論ファーストで述べ、その理由を自身の経験から裏付けるという形式で記述していきましょう。
二つ目の設問に関しては、志望動機や入社後にやりたいことを問うものになります。業界・企業研究を重ね、自分がやりたいことをNTT西日本が展開する事業と絡めて記述する必要があるでしょう。
Webテスト
続いて、NTT西日本のWebテストについて紹介します。
NTT西日本のWebテストの形式は玉手箱で、科目は言語と非言語と性格です。基本的なWebテスト対策本で対策ができていれば問題はないでしょう。
一次面談(推定倍率2倍)
一次面談は、オンライン上で学生1面接官2という形で行われました。時間は15分程度です。
この面談は、主に学生のネガティブチェックを目的としたものだと思われます。そのため、質問に対して端的かつ正確に回答できれば突破は容易でしょう。
質問内容は以下の通りです。
- 自己紹介
- 学生時代に頑張ったこと
- 志望動機
- 逆質問(自己PRを行った)
このようにオーソドックスな質問内容のみが問われました。面談時間も15分と非常に短いため、一つ一つの質問に対する深掘りもほとんどありませんでした。
また、私の周りでこの面談で落選した人はほとんどいませんでした。
二次面談(推定倍率3.5倍)
二次面談は、オンライン上で学生1面接官2という形でした。時間は30分程度です。
選考全体を通して、ここが一番の鬼門といえるでしょう。体感ですが、かなりの数の学生が落選していたと思います。
質問内容は以下の通りです。
・自己紹介
・学生時代に頑張ったこととその深堀り
・志望動機
・入社後に就きたい職種ややってみたいこと
・逆質問(やりがいについて)
回答に対する質問がかなり鋭く、面接の雰囲気自体もかなり緊張感がありました。そのため、一次面談よりもさらに自身の回答内容をブラッシュアップしておかなければ選考突破は厳しいでしょう。
学生時代頑張ったことは、「背景」「困難」「困難を克服するための工夫」「得られた結果」に関して深掘りされることが多かったので、しっかり自分の中で固めておきましょう。
志望動機やキャリアプランに関しても、どの職種でどんな仕事をしたいのかまで明確に落とし込んでおかなければ、回答に窮すると思われます。面接練習を何度も行い、対策を行いましょう。
最終面談・グループディスカッション(推定倍率3倍)
いよいよ最終面談です。今年は最終面談と同日にグループディスカッションも実施されました。
最終面談とグループディスカッションの各々の内容について説明していきます。
最終面談
最終面談は、オンライン上で学生1面接官2という形でした。時間は30分程度です。
二次面談とは一転して非常に穏やかな雰囲気で、あまり緊張せずに臨めたと思います。回答に対する質問もそれほど鋭いものはありませんでした。
質問内容は以下の通りです。
・学生時代に頑張ったこととその深堀り
・入社後に就きたい職種ややってみたいこと
・他社の選考状況
・逆質問(若手社員の在り方について)
最終面談は志望度や熱意をはかるような質問が多かったです。内定を絶対に勝ち取りたいのならば、第一志望だと言い切りましょう。なぜ第一志望かも問われるので、それに対する回答も考えておきましょう。
また、最終面談とは言え、一次・二次面談で出たようなガクチカ・自己PR・志望動機に関しても深掘りされることもあるので注意が必要です。
グループディスカッション
グループディスカッションは、オンライン上で学生6面接官2という形でした。時間は60分程度です。
NTT西日本の社員の方の話によると、学生1人との対話だけでは測ることができない協調性の部分に問題がないかを確認するために実施されたようです。
ネガティブチェックの要素が強いため、他のメンバーとの協調性を大切にしながらも議論に参加できていれば、突破できるでしょう。
あくまで最終面談がメインであるため、このグループディスカッションのために特別な対策を行う必要はないでしょう。
NTT西日本の選考のまとめ
NTT西日本の選考体験記、Webテストボーダー、倍率などについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
国内通信業界の代表的な企業であり、元国営企業という安定性もあることから学生からの人気が高い就職難関企業であるNTT西日本。
入社することができれば、通信業界において社会的に大きな意義のある仕事ができ、好待遇にも恵まれるでしょう。