この記事では大手のリース企業に勤める私がリース業界は本当にホワイトなのかについて赤裸々に話していきます。
私は21卒でリース業界に入社している社会人2年目ですが、そんな私も就活をしていた当時、リース業界はホワイトであるという認識を持っていました。
しかし、実際にリース業界で1.5年間働いた上で、最近のリース業界はホワイトという就活生の風潮と実際のリース業界は一部ギャップがあります
私がリース業界で1.5年間働いた上での感想、思ってたのと違う箇所を以下記事にまとめたので是非読んでいただければと思います。
ちなみに私は三井住友ファイナンス&リースにいます。
またリース業界をみていく上で大変に参考になったのがUnistyleでした。リースについて赤裸々に語られており、選考情報もびっくりするほど内定者の口から語られているので読むだけでも選考の突破率が上がります。
ホワイトの定義とは?
そもそも就活におけるホワイト業界の定義は何でしょうか。
同定義は人それぞれではあると思いますが、多くの人は「給与•福利厚生の水準が高く、労働環境が良い」と考えるのではないでしょうか。
私も就活当時は同じように考えていました。
実際にリース業界で働いた私の1.5年の経験をもとに給与、福利厚生、労働環境を就活当時想定していたことと現在感じていることを比較したいと思います。
リースの福利厚生はホワイト?
ちょっと最初に個人的に色んなホワイトポイントを表にしてみようと思います。
給与 | 福利厚生 | 残業 | 離職率 | |
リース業界 | ○ | ◎ | △ | ○ |
こんな感じです。総じていうとリースは恵まれている方だと思います。
リース業界のホワイト箇所をまとめてみると
- 年収は30代で1000万超える
- 残業代とボーナス多い
- 家賃補助と昼食補助も出る
この三つです。
リース業界って「まったり」とよく形容詞されるんです。
そう思って入ったんですが違った箇所としては、
- 残業多い
- 営業楽ではない
- 配属ガチャあり
こんな感じになってます。意外にまったりじゃないです。
それぞれ説明していきますね。
リースの給与
まずはリースの給与からです。
【就活当時】
給与水準は高い。30代半ばで1,000万円。と思っていました。
【現在】
給与水準は高い。30代半ばで1,000万円と就活当時の認識と違いはありません。(おおよそメガバンクの8割程です。)
むしろ期待以上で、社会人1年目の年収は300万円。私は大学4年生の1月〜3月はアルバイトをしていなかった為、9ヶ月で年収300万円ということになります。1年に勘案すると年収400万円です。
『令和2年賃金構造基本統計調査』によると、大卒者の初年度の平均年収は男性227.2万円、女性224.6万円である為、新卒1年目としては相対的に給与水準は高いと言えるでしょう。
残業代が多い
また、2年目の現在は残業時間が増加している為、月収は30万円前半代であり、ボーナス2回で合計120万円程である為、この水準を維持することができると早くも年収500万円になる可能性が高いです。(残業時間の増加については、労働環境のトピックスで後程説明致します。)
と考えていくと他の大手企業と遜色なくリース業界の給与面では多くの人が満足できると思います。
最近はリース業界の人気が上がっているので選考も激化してます。
真っ向勝負しても勝てない企業が多いしインターンや早期選考で学生を囲っているケースもあります。
キャリアチケットスカウトなら筆記とES免除でリース業界からオファーが届きます。
コロナで続々とリース会社も参戦しています。良いオファーほど早く他の学生に取られてしまう早いもの順なので、早めに登録することをオススメします。
【公式サイト】https://media.careerticket.jp/
リースの福利厚生はホワイト?
【就活当時】
大企業である為、福利厚生は充実しており、家賃補助が手厚いのだろう。
と思っていました。
【現在】
福利厚生についでも期待以上でした。
リースの家賃補助
まずは、家賃補助についてです。
勤務地迄の距離等の諸条件はありますが、家賃補助は2年目迄は8割負担。3
年目以降は5割負担となりますが、会社都合で地方への転勤等があった場合は再び8割負担となります。
借上社宅として会社が不動産オーナーとして契約し、従業員が住むという構図である為、家賃補填分は給与として扱われず無駄な所得税がかかりません。
ただ、家賃補助の条件には、「新卒入社or会社都合での地方への転勤等があると8年間は家賃補助8割支給」とある為、敢えて定期的に転勤を希望する社員も多いです。
リースの昼食補助
次に、昼食補助についてです。
弊社は昼食費が給与とは別に月8,000円支給されます。
入社当時、大手は昼食費迄支給されるのかと驚きましたが、昼食費支給は弊社が特徴的だっただけの。(正直かなり恵まれています。)
その他にも、住宅ローンがかなりお手頃に組めたり、ディズニーチケットが1,500円引で購入できたり、財経貯蓄制度で掛分の3%は会社から補助が出る等、各種有益な福利厚生があります。
リースの労働環境はホワイト?
【就活当時】
残業はほとんどなく、定時退社が当たり前の会社という認識。
【現在】
想定以上に残業時間が多いです。
社会人1年目は早く帰らされることが多かったですが、社会人2年目になってからは、毎月40時間〜60時間の残業があります。出社8時、退社20時が多いです。
金融機関である為、より多忙な先輩社員であればあるほど、退社時間が遅くなっており、一部残業規制に引っかかる可能性がある為、休暇時に仕事をしている社員もいます。
とある記事では、リース会社は高収入で残業時間が少ないとして特集が組まれておりましたが、実態としては現場の営業は残業時間が多く、部署にもよりますが、本社勤務のバックオフィスの残業時間が少ない印象です。
リースの営業は決して楽ではない
一部では、リース営業はルート営業と言われておりますが、全くそんなことはなく、新規開拓等にも勤しんでいる為、営業は楽という認識は誤りです。
この辺を勘違いすると入社後に地獄を見るので、リース業界向いてない人の記事は読んでみてください。
一方で、有給、フレックス活用は推進されている為、取得しやすいと認識しております。ただ、フレックスは多忙なあまり有給取得が重視されており、私が所属している部署ではあまり活用されておりません。どちらかというと、本社勤務のバックオフィスが活用しているイメージです。
有給は毎年16日以上消化しなければならないという義務があり、当日申請でも取得することが可能です。
という感じでリースの給与や待遇をまとめてみたんですが、総じて良いと思ってます。
リース大手に新卒で入った実体験
現在の部署は大変人にも恵まれており、配属ガチャとしては大当たりでした。
ただ、同期の中にはブラック部長のいる部署に配属となり、耐えられず辞めてしまったケースもあります。
私が勤務しているリース会社では、1年間で4%が辞めております。私の大学の同期は銀行に就職しましたが、1年間で同期が15%以上退社しているという話も伺っているので、金融業界の中でリース業界の離職率は高くないのではないでしょうか。
という意味でリース業界は金融業界の中ではホワイトな方です。
大変残酷な話ですが、どんなに就活を頑張ったとしても、どんなに良い企業から内定を貰えても最終的には配属ガチャでブラック上司のいる部署に配属となってしまい辞めてしまう場合もあります。
総じて労働環境は、企業全体の社風•文化や人事制度、仕事内容によって変化しますが、大部分は自身が所属する部署の人間関係が左右しているかと思います。
まとめ
総括になりますが、リース会社は個人的には非常にオススメです。ただ、年々就活生からも人気を集めており、学歴層が徐々にMARCHより早慶•国立にレベルアップしているように感じます。(ちなみに筆者は日東駒専)
私基準ではリース業界はホワイトではありますが、労働環境、特に残業時間は相当GAPがありましたので、定時退社を希望する就活生にはリース業界はあまり向かないかもしれません。
逆に残業代を稼ぎたい学生にとっては、リース業界は向いているのかもしれません。
本就活記事を読んでいただきありがとうございました。少しでもリース会社の理想とGAPについて埋められたのであれば幸甚です。
リースの就職偏差値をまとめた記事も書いているのでぜひ読んでみてください。
-
【24卒】リース業界の就職偏差値と難易度を一覧にしてまとめてみた
続きを見る