この記事ではGABに電卓持ち込めるのかと、おすすめの使い方について解説していきます。
電卓が必要な問題としては「係数」の範囲になります。
gabの係数は具体的に「図表の読み取り」が出題されます。
難易度としては、時間があれば多くの学生が回答にたどりつけるようなレベルの問題が出題されます。
複雑な途中式を使わないと解けないような問題が出題されることは、基本的にありません。
そのため、学生の中には「そのレベルなら暗算でも解くことができそう」「普段電卓を使うことに慣れてないから紙に計算式書いて解こう」と考える方も少なくないでしょう。
私自身も、文系大学生で電卓を使う機会が今まで全くなかったため、はじめは計算を手書きで紙に書いて進めようと考えていた学生でした。
しかし就職活動を経て、私が電卓を推奨するようになった理由は「正確に・かつ速く問題を解いていく必要があることに気づいたから」です。
以下ではGABの電卓についてまとめていきます。
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問題数も豊富でGABの電卓を使った練習にもなるし、時間感覚も身に付きます。高得点かどうかの判断ができるので使わないのは損だ。
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GABの係数について
gabは先ほど述べた通り、出題される問題の難易度は決して高くありません。
しかし出題の量に比べ、試験時間が短く設定されています。
例えばWeb‐gabの係数の場合、「40問」の出題に対して設定されている時間は「35分」です。
つまり平均すると1問に対して1分以上の時間を使ってしまうと、すべての問題に手を付けることができません。
また問題で使われる数字は小数点や分数、また桁数が大きな数字など、計算ミスを誘発するような「キリの悪い」ものも少なくありません。
そのためそのような数字が複雑な問題を解く場合に、時間を気にするあまり焦ってしまい、解法が思いついていても計算に時間がかかり、また計算ミスをして回答を誤ってしまうケースが考えられてしまいます。
私自身、電卓を使わないで計算を紙に書いて行った結果、試験中に焦ってしまい普段なら無難に解けそうな問題に対しても上手く回答までたどり着けず、試験後には気持ちが大きく落胆してしまったことがありました。
しかしその後、電卓を使って係数を解く練習を継続したことで「正確に・かつ速く問題を解けなかった」という自身の課題を解決し、gabに合格することができるようになりました。大抵の人がgabの時間足りなかった!って悩んでるのでそんな人は電卓を使うべきです。
そのため、電卓が利用可能なgab試験における係数では、電卓を使うことを推奨します。
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全てのGABで電卓が使えるわけじゃない
一方、gabは「どこで実施される試験か」によって電卓の仕様制限の規則が異なり、すべてのgab試験で電卓が使えるわけではありません。
gabは具体的に
- gab(企業に訪問し、ペーパーテストで受験)
- Web‐gab(自宅受験型の試験。玉手箱と同等の試験と言われることもある。)
- C-gab(テストセンターで受験)
の3種類のテストが存在します。
この中で確実に電卓が使用可能なテストは自宅受験型の「Web‐gab」のみとなります。
C-gabに関してはテストセンターで紙かホワイトボードを使用するテストのため不可です。
またペーパーテスト受験の「gab」も規則的には使用不可となっていますが、企業によっては使用を可能とする企業もあるようです。
そのため、電卓の使用を考える際には事前に「採用試験のgabは電卓可能な試験かどうか」を必ず確認するようにしてください。
GABの電卓の使い方
次は電卓の使い方について3項目に分けて紹介します。
「%」「.」ボタン
整数を、%や少数に変換するためのツールです。
例)1000の20%を計算したいとき
「1」「00」「0」「×」「3」「0」「%」「=」という順序で入力を進めます。
例)1000の0.2を計算したいとき
「1」「00」「0」「×」「0」「.」「3」「=」という順序で入力を進めます。
図表の中に表示される数字は「.」(小数点)や「%」で表示されることが多いため、「.」と「%」を上手く使い分けられるようにしておきましょう。
「CA」ボタン
一度入力した内容をすべて取り消すためのボタンです。
必ず使うボタンになるため、「CA」ボタンの役割を覚えるようにしましょう。
「M+」「M-」「MRC」ボタン
計算式が長くなりそうなときに使うボタンになります。
「M+」:メモリープラスの略で、メモリーに電卓を表示されている数を足す
「M-」:メモリーマイナスの略で、メモリーに電卓を表示されている数を引く
「MRC」:「M+」「M-」の合計を出すもの
具体的な使い方として、簡単な例を示します。
例)100円のりんごを5コ、300円のみかんを5コ購入する場合の合計を求めるとき
100円のりんごを5コ→「100」「×」「5」「M+」→500
300円のみかんを5コ→「300」「×」「5」「M+」→1500
「MRC」(合計)→2000
gabの問題は「時間があれば多くの学生が回答にたどりつけるようなレベル」です。
そのため電卓のすべての機能を使いこなせるようになる必要はありません。
正しい回答を素早く導き出せるように、上記で記載したボタンを実戦で使えるよう練習しましょう。
GABにおすすめの電卓
大前提としてもともと電卓を使う機会があり、すでに使い慣れている電卓を持っている学生はその電卓を使用するようにしてください。
今回は「電卓を持っていない」「電卓を使った経験がない」という学生向けのための章になります。
私が電卓を選んだ際に重視したことは
- 自身の手の大きさにあったサイズの電卓を選ぶ
- 多機能すぎる電卓ではなく、なるべく「シンプルな」電卓を選ぶ
の2点です。
1、自身の手の大きさにあったサイズの電卓を選ぶ
手の大きさに会ったサイズとは、具体的には「手を大きく開いた際と同じサイズ程度の物」くらいのサイズを指します。
腕は動かさず、手首と手のみを動かしてすべてのボタンを押せるくらいのサイズを選びましょう。
2、多機能すぎる電卓ではなく、なるべく「シンプルな」電卓を選ぶ
電卓は会計や財務などあらゆる場面で使用されるため、電卓によって搭載されている機能も様々です。
一方、今回はあくまで「gab試験用」のための電卓です。
ESの作成や面接と並行してテストの対策を行う必要があることも踏まえ、なるべく時間をかけずに電卓は使いこなせるようになりたいところです。
そのため、電卓は2章で紹介したボタンが搭載されている程度の「シンプル」なものを選びましょう。
上記2点を踏まえたうえで、今回私がオススメする電卓はシャープの「EL-M712K-X」になります。
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2章で説明した機能がしっかり搭載されていて、かつサイズも手のひらサイズです。
gabでは必要としない余計な機能がなく値段も1000円程度と安いため、購入する電卓に迷っている学生はぜひ一度調べてみてください。
GABで電卓使ってみた感想
gabの問題を電卓で解くようになったことは、当初の自身の課題であった「正確に・かつ速く問題を解けなかった」ことの克服に大いに役立ちました。
またWebSPIや玉手箱など、他のWebテストの際にも電卓を用いて計算するようになりました。
そのため結果的には電卓の使用が「すべてのWebテストの対策」につながり、Webテスト受験が多い金融業界においてはエントリーしたすべての企業のWebテストを通過することができました。
電卓を今まで使う機会がなかったために、Webテストのためだけに電卓の練習をすることを億劫に感じる学生も多いと思います。
しかしこのような地味なことに対しても目を背けず、地道に取り組んでいくことが就活で成功する大きな要因になります。
テストの結果が悪いことが原因で第一志望の面接に進めない学生にならないよう、必要なことを1つ1つクリアしていってください。
繰り返しますが裏技としてLognaviを使うとGABの非言語言語の模試ができるだけでなく、自分の偏差値も出ます。
このアプリでは10段階で評価出るので自分の出来を正確に判断したい人にはかなりオススメ。ここの問題は本番でも出ると評判
問題数も豊富でGABの練習になるし、時間感覚も身に付きます。高得点かどうかの判断ができるので使わないのは損だ。
※アプリなのでスマホからリンク飛ぶと登録しやすいです。
GABを受けられる企業は少ないので、こういうので実践経験をつけておくと時間配分や出来も把握できて楽ですよ!