富士フイルム ES通過率 面接 webテスト

本選考

【25卒】富士フイルム事務系総合職のES通過率やwebテスト&最終面接を暴露

この記事では富士フイルムの24卒選考を経験した筆者が富士フイルムの選考について詳しくご紹介させていただきます。

富士フイルムといえば「チェキ」や「写ルンです」を思い浮かべる方も多いと思います。これらのような写真の撮影から出力に至るまでの商品を展開している他、化粧品の販売を行ったり、医療分野にも進出しています。

そんな富士フイルムは商社や外資コンサルと並ぶほど入社するのが難しいと言われています。高い人気を誇るのは、事業の魅力度が高いことはもちろんですが、選考において就活生の内面を見ようとしてくれているからだと思います。

就活生の人となりを見てくれる分、面接官が気付く以上に自分のことを知っておく必要があります。この記事を読んで入念な対策を行い、選考を突破していきましょう。

富士フイルムの就職難易度

富士フイルムの2023年度の採用人数は事務系が52名、技術系が79名です。

これに対して2023年5月時点のリクナビのプレエントリー候補リスト登録人数は8547名でした1。そのため、採用倍率は約65倍であることが予想されます。

2023年2月に東洋経済新聞が発表した「『入社が難しい有名企業ランキング』トップ200社」では、富士フイルムは5位にランクインしていました。商社や外資コンサルに並ぶ人気具合です。

倍率の高さに圧倒されている方も多いのではないでしょうか。しかし、富士フイルムに入りたいという気持ちを強く持って、入念な対策をすれば内定に近づけること間違いなしです。

引用1 https://job.rikunabi.com/2024/company/r448700060/employ/

またインターン優遇が手厚い企業でもあるのであるのでよければその辺も読んでみてください。

【25卒】富士フイルムはインターン優遇あり!早期選考や選考倍率のまとめ

富士フイルム インターン優遇 早期選考 倍率
【25卒】富士フイルム🗻🎞️はインターン優遇あり!早期選考や選考倍率のまとめ

続きを見る

富士フイルムの選考フロー(事務系)

富士フイルムの選考は事務系と技術系に分かれています。事務系の主な仕事は営業・マーケティング・本社スタッフ・研究所スタッフです。技術系の主な仕事は材料開発・機器開発・ソフトウェア開発などがあります。

筆者が受けたのは事務系の選考なので、事務系の選考フローについて解説していきます。

富士フイルムの24卒選考は以下の通りで行われました。

  1. エントリーシート提出・適性検査受験
  2. SPI受験
  3. 一次面接
  4. 二次面接
  5. 最終面接

富士フイルムの適性検査は厄介でした。eF-1Gという珍しい形式です。他社だと楽天がこの形式の適性検査を課しています。

eF-1Gを乗り越えたと思ったら今度はSPIを受けなければなりません。WEBテストが多いのが富士フイルムの本選考の特徴です。

そして面接も3回あります。テスト対策も面接対策もしっかりと行いましょう。

エントリーシート・適性検査(推定倍率1.5倍)

最初の選考はエントリーシートの提出とeF-1Gという珍しい形式の適性検査の受験です。

エントリーシートの設問は以下の通りです。

  1. 大学及び大学院時代で、一番力を入れて取り組んだことは何ですか?(400文字以下)
  2. 今までに直面した一番大きな困難は何ですか?(400文字以下)
  3. あなたにとって、仕事とは何ですか?(400文字以下)

いわゆるガクチカにあたる「大学及び大学院時代で、一番力を入れて取り組んだことは何ですか?」という設問では、「その取り組んだ内容について、どのような「想い」を持って取り組んだか、その想いの実現に向けてどのように行動したかや、取り組みの結果を踏まえて、お書きください。」という注意書きがありました。

成果よりも行動に至った背景や過程を知りたいことがわかります。

その後、「今までに直面した一番大きな困難は何ですか?」と聞かれています。そのため筆者はガクチカと困難な経験が結びついている方が良いと考え、ガクチカの中でも困難な経験を書きました。

最後に「あなたにとって、仕事とは何ですか?」ですが、これが3問の中で最も難しい問いだと思います。正解はないので、自分の仕事に対する考えを自分の言葉で書くようにしましょう。

eF-1Gは51問の性格診断と114問の能力テストで構成されています。能力テストは一般的なWEBテストに出てくる言語・非言語といった問題ではなく、連想ゲームのような問題やIQテストのような問題が出題されます。

頭をひねって考えても難しい問題ばかりですが、eF-1Gの受験結果が選考に大きく関係している感じはしなかったので、安心してください。富士フイルムでeF-1Gを初受験するのが不安という方は楽天などでeF-1Gの受験を選考に取り入れているので、試しに受けて問題の傾向を知っておくと良いかもしれません。

SPI(推定倍率1.5倍)

エントリーシートの記載内容とef-1Gの受験結果で書類選考が行われます。

書類選考に通過するとテストセンターでのSPIの受験が求められます。

SPIも受験結果が選考に大きく関係している感じはしませんでした。そのため、他社の選考を通過しているテストセンターの結果を使い回しても問題ないと思います。

一次面接(推定倍率4倍)

エントリーシートの提出と2度のテストの受験を乗り越えると一次面接に進みます。

一次面接はオンラインで約30分間行われます。面接官2人に対して学生2人と言われていましたが、筆者の場合は面接官1人に対して学生2人でした。個人面接ではないので、相手の学生のターンの時も集中力を切らさないようにしましょう。

自己紹介ののち、エントリーシートに沿った内容が聞かれました。大体以下の通りです。学生2人のうち1人のみが聞かれる質問はなく、2人とも同じような質問と質問量でした。

  1. 自己紹介
  2. 学生時代に力を入れたこと
  3. 会社志望動機(時間が余ったため)
  4. 最後に1つ言いたいこと、もしくは逆質問

 

一次面接は「学生時代に力を入れたこと」に対する深掘りの質問がほとんどだと言われています。そのため、志望動機や入社してやりたいことを聞かれなかったとしても合否には関係なさそうです。

筆者の場合も「学生時代に力を入れたこと」に関する質問が面接のほとんどの時間を占めていました。ただし、時間が10分ほど余っていたようで、志望動機についても軽く聞かれました。

富士フイルムの一次面接対策はガクチカをしっかり言えるようにしておくこと、話したガクチカに対して来ることが予想される質問の回答を考えておくことが重要です。

二次面接(推定倍率2倍)

一次面接に合格すると二次面接に進みます。二次面接もオンラインで約30分間行われます。一次面接は複数人での面接でしたが、二次面接は面接官1人に対して学生1人という個人面接になります。

聞かれた内容は大体以下の通りです。

①自己紹介

②学生時代に力を入れたこと

③学業について

④アルバイトについて

⑤友人関係について

⑥会社志望動機

⑦職種志望動機

⑧他社の選考状況

⑨逆質問

聞かれた内容は一次面接とあまり変わりません。ただし、学生がどんな人物なのかを知るために話したエピソード以外のエピソードを求められることや、それが大学生以前のエピソードであることが多かった印象があります。

友人といる時の自分の立ち位置を聞かれたのは富士フイルムが初めてだったため、少し驚きました。サークルといった組織内での自分と普段の自分にギャップがあるのかを見られていたのではないかと考えました。

一次面接の時よりも自分に対する理解が必要だと思います。しかし、面接の雰囲気は終始穏やかなので、自分のことを話しやすい環境でした。

最終面接(推定倍率3倍)

二次面接に合格すると最終面接に進みます。最終面接は東京ミッドタウンにある富士フイルムの本社に行き、対面で行われました。面接官2人に対して学生は1人という面接になります。

最終面接の流れは主に以下の通りです。

①当日アンケートの記入

②アイスブレイク

③今までの学歴・海外歴の確認

④当日アンケートに基づく質問

⑤会社志望動機

⑥他社の選考状況

⑦最後に言い残したこと・言いたいこと

会場に着くと、まずは当日アンケートの記入が求められます。筆者の場合は10個の質問がありました。質問はその場で初めて見るのですが、見た瞬間にスラスラと回答を書けるくらい簡単な質問ばかりです。

当日アンケートの記入が終わると面接会場に案内されます。そして自己紹介ではなく、アイスブレイクが始まります。「どうやって会場まで来たのか」「迷わなかったか」などが聞かれ、穏やかな雰囲気となりました。

アイスブレイクが終わると、面接官が手元にある資料を見ながら学歴・海外歴の確認をしてきます。当時のエピソードを求められることもあるので、幼い時や小学生の時の話も軽くできるようにしておきましょう。

そして当日アンケートの回答のうち、面接官が気になったものに関する質問に移っていきます。最終面接では今まで聞かれてきたガクチカを直接的に聞かれることはありませんでした。今の自分を形成してきたのは何か、自分の内面について聞かれます。

筆者の場合は短所についての質問が最も多く、なぜ短所だと思っているのか、短所をどう改善していくべきだと思っているのか、短所のせいで悔しい思いをした経験はあるのかを聞かれました。

富士フイルム選考まとめ

カメラ・化粧品・医療品を販売している富士フイルムの選考フローをご紹介しました。

富士フイルムは学生に人気な企業ですが、採用人数が多くありません。自分に対する理解を誰よりも深めて内定に近づきましょう。

この記事を参考にして選考を突破し、内定を勝ち取れることを願っています。

  • この記事を書いた人

就活の名人/SPI専門家

就活の名人を運営している就活の名人です。年間のべ180万人の就活生が当サイトを参考にしています。SPI・webテスト専門家です。ゼミ友と組んでSPIの対策をしていたのでテスト対策や就活情報を掲載しています。

-本選考