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面接の嘘はすぐにバレる?嘘で入社するとどうなるの?新卒担当に実際のところを聞いてみた

 

就職面接の前は、いろいろな準備をして臨む方が多いと思いますが、それでも、想定外の質問や意表をついた質問などに焦ってしまうこともあるはず。そんな時、あなたはどうしますか?その場で落ち着いて回答できますか?もちろん、落ち着いて回答できるのがベストです。でも、思わず嘘をついてしまったり、その場を取り繕うような回答をしてしまったり・・誰でもこんな経験はあるかもしれません。今回は、「面接時に嘘をつくこと」このテーマを詳しく解説していきます。

面接で嘘をつくとばれるもの?

名人
人間です
新卒担当
分かりやすい嘘ついたなー

面接時の嘘は、できればつきたくないものですが、思わず嘘をついてしまった!そんな時はどうなるでしょうか?嘘の大きさにもよりますが、バレることもあるでしょう。

良くある小さな嘘は、自分を良く見せるために、事実を少しだけ盛って話しをする嘘です。具体的には、「アルバイトでリーダーをやりました」→本当はサブリーダーの経験のみ、「サークルではイベント係りとして、サークル内イベントを切り盛りしました」→実際にはイベント係りを手伝っただけ、というような嘘です。

では、大きな嘘はどんな嘘でしょうか?

全くの事実無根である嘘、これは大きな嘘です。「人と話をするのが好き」→実はコミュケーションが苦手、人見知りである、「趣味はゴルフです!」→実はゴルフをやったこともない。こんな大きな嘘は面接時バレやすいこととなります。「ゴルフ好きなの?」「何処のゴルフ場行くの?」「スコアはどれくらい?」「飛距離はどれくらい飛ぶの?」など、面接官は悪気なくただ、興味のあるままに詳しく聞いてくることがあります。

その際に、普段やっていることならゴルフ好きの面接官と話が弾みますが、全くの素人が回答してもとんちんかんな会話になってしまいますよね。これでは面接で嘘がバレてしまうでしょう。小さな嘘、大きな嘘、いろいろな嘘がありますが、いずれの場合も、嘘をつくとその場で嘘だとバレる可能性が高くなります。特に、2次面接以降の個人面接では、一人当たりにかけられる面接時間は長くなります。あなたという人物を深掘りするために、どんどん質問を投げかけてくる中、嘘をついた項目を深掘りされたら、その場で取り繕うことは不可能です。嘘はいずれバレる、と思っておいた方がいいでしょう。

嘘による内定取り消しの可能性

先ほども解説しましたが、嘘の大きさによっては、内定取り消しになることはもちろんあります。

取得していない資格を取得している→入社する頃には取得する予定だからいいや、大学中退→大学卒業としておこう、このような経歴に関わる部分での嘘は経歴詐称、軽犯罪法違反にもなりえます。このような重い嘘は内定取り消しに当然なります。あなたの現在の価値を信じて採用するのが会社ですから、その価値が揺らぐものであれば、当然内定取り消しとなります。もちろん、小さな嘘の場合でも、内定取り消しとなる場合もあります。企業が、あなたの価値を、面接で話したことと事実と反すると判断した場合、内定取り消しになります。

就活生はなぜ嘘をつくのか

では、嘘をついてしまった人は、どうして嘘をついてしまったのでしょう。自分を良く見せたいから、こんな理由が一番多いのではないでしょうか。一流大学を出ている、スポーツをずっとやってきた、コミュニケーション力も高い、アクティブにいろいろなことに挑戦してきた、こんなエピソードを持つ学生、自分に自信のある学生なら嘘をつくことはないでしょう。しかし、一般的には2流、3流大学出身、大学時代はサークルとアルバイトくらいしかやっていない、特に頑張ったこともない、自分がアピールできるものは平凡ななことばかりである、こんな学生さんが多いのではないでしょうか。自分に自信がない学生さんは、自分を取り繕うために、嘘をついて事実を盛ってしまう、こんなところにつながってしまいますね。

嘘をつかないで面接を突破する

それでは、嘘をつかないためにも、どんな対策が必要でしょうか。先ほどお話ししたように、大半の学生さんは平凡と言われる学生生活を過ごしています。そいう方が大多数なので、安心してください。奇抜な、惹きつけられるエピソードを持つ学生は、ごく一部です。では、どこで差がつくのか。何をしたら面接をパスするのか。それは、印象を良くすることです。採用面接は、人事のプロが行う場合もありますが、面接当日にさっと書類に目を通し、10分程度の面接を行う、現場の課長レベル〜役員の方が行うことが多いです。一緒に働きたいと思えるか、部下としていてほしいか、うちの会社で活躍しそうかどうか、そんな点を主観的に見ていることが多いです。「主観的」つまり、「印象」ですね。元気そうだな、明るいな、好意的な印象だな、物腰が柔らかそうだな、営業マンとしての採用なら、こんなところを見ています。つまり、話す内容を盛ること、嘘をつくことではなく、良い印象を与えるためにはどうしたらいいか、こんな点を考えると良いでしょう。面接会場に入室した時点での笑顔、視線、話し方、受け答え方法、こんなところを今一度見直してみましょう。嘘をつくことを考える前に、やるべきことはたくさんあります。

 

嘘をついて入社したその後

嘘をついて入社した場合、嘘の内容にもよりますが、少なからずその嘘を突き通す為に、嘘をつき続けなければなりません。想像してみてください。これは結構しんどいです。また、罪悪感を感じ続けながら働き続けるのも、辛いです。これから前向きに仕事を頑張ろうと思っているのに、たった一つの嘘の為に、後ろめたさが抜けない社会人生活。そんな生活にならない為にも、面接での嘘はつかない方が無難でしょう。

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就活の名人/SPI専門家

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