グループディスカッション(GD)

GDで発言ができない?たくさん発言することが高評価ではないし、君は君らしくいろよ

 

就活の選考では様々な形式の試験があります。その中でも特徴的なものと言えば、グループディスカッション(GD)ではないでしょうか。

面接や筆記試験など基本的な選考は一人で行われます。集団面接も同じ空間に他の学生がいるというだけで一人であることに違いはありません。GDの場合も同じ空間に他の学生がいます。ただ違う点は協力して何かをするということです。

 

GDでは決められたお題について話合うのが一般的です。そして時間内に内容をまとめ最後に発表となります。発表の内容だけが選考の基準になるのではありません。発表までのまとめ方、話し合っている内容こそGDでは重要になります。

 

しかし緊張してGDになかなか参加できないという人もいるでしょう。GDが受からないという人もいるかもしれません。今回はGDで発言できないという人に発言のコツを伝授できればと思います!

 

最初に、GDで発言できないのは当たり前

GDではなかなか発言することが難しいです。同年代とはいえ初対面の学生ですし、試験という緊張もあります。周りがどんどんと意見を出していけば取り残されてしまいます。自分もいい意見を出そうと考えているうちに時間切れなんてこともあります。

 

チームワークを乱さないためにも発言は慎重にならざるを得ません。自分の発言で議論が乱れたら。その様子を面接官が見ていたら。そう思うと発言するのも難しいですね。

 

GDで発言ができないと悩む人は実は大勢います。初めから積極的になれる人は珍しいかもしれません。発言できないからといって落ち込む必要はありません。みんな同じことで悩み、そして解決しています。少しずつGDの攻略法を見つけていけばいいのです。

 

GDで発言することはどれだけ大切か

GDはいい意見を出すことが極めて重要です。グループをまとめることも大事です。しかしとにかく発言をするということが最も大事です。というのもGDでは発言や立ち回りで評価を決定するからです。

 

GDではグループで話合ったことを最終的に発表します。しかし発表内容自体で優劣をつけることはほとんどありません。どのようにその答えを導き出したのか。それが見られています。

 

発言やグループ内での立ち回り方に人間性がでます。しかし発言しなければ全く何もわかりません。GDでの発言は試験の評価を決める判断材料です。全く発言をしなければ判断材料がないので点数のつけようがありません。0点なのかどうかすら分かりません。発言をしなければ試験を受けていないのと同じなのです。

 

GDではとにかく何でもいいので発言しましょう。発言すれば少なくとも試験には参加できていることになります。発言せず、試験にも参加しないのはもったいないです。まずは一言でも発言することを心がけましょう。

 

GDで発言できない理由

GDではなぜ発言ができないのか、それにはいくつか理由があります。

 

①緊張して発言ができない

GDという場に緊張してしまい発言ができないという場合があります。他の面接では基本的に一人ですが、GDでは集団で試験を受けます。初対面同士ですし、面接官に見られているという緊張感もあります。その場の空気に飲まれてしまい、発言できない人は多い。

 

②他の人の意見に圧倒される

自分では思いつかない意見に圧倒され発言できなくなることもあります。他の学生の意見が凄かったり、意見がたくさん出て発言のタイミングを逃してしまうという場合もあります。自分ではそんな魅力的な意見が出せないと縮こまってしまうと発言ができなくなります。

 

③意見が同じor全く違う

GDでは順番に意見を言うとういうこともあります。そんなとき自分の前に同じ意見を言われ、言うことがなくなると発言できなくなります。また全体の意見がある程度同じ方向に傾いている場合。自分の意見がそれと全く違うときにも発言ができなくなります。せっかくチームがまとまっているのに自分の意見で乱すことになる。そういう心配から発言できないという人は多いです。

 

発言数が少なくても突破する方法

GDは発言しなければとにかく評価してもらえません。しかし必ずしもたくさん発言する=高評価ではありません。発言数が少なくてもGDを突破することはできます。

 

GDで大切なのはチームワークを取るということです。その点に注目すればポイントが見えてきます。まずはチームの役割を担うことです。タイムキーパーや書記何でも構いません。とにかくチームの一員になりましょう。

 

また役割とはそういった肩書のあるものだけではありません。聞き役、まとめ役というのも大事な役割です。GDではたくさん発言する人が目立つ印象がありますがそうではありません。そのたくさんの発言をしっかりと聞く人。まとめる人にも面接官の注目が集まります。

 

GDは模擬会議のようなものです。実際の会議でこの人はどんな働きをするのかという点も見られています。会議で全員が全員自分の意見を言っていたのでは話がまとまりません。発言をする人。聞く人。まとめる人のバランスが大事です。

 

発言が苦手なら聞き役に回りましょう。他の人の意見を引き出していくのも大切な役割です。慣れてきたら意見をまとめてみましょう。自分の意見ばかり言う人は他の人の意見の細部を聞き逃している場合があります。全員の発言を聞き逃すことなくまとめられれば、少ない発言数でもGDを突破することができます。

 

まとめ

GDは即興の作業になるので難易度が高いと感じる人も多いです。そのときのお題やメンバーによっても議論がしやすいかどうかが違います。なのでGDで発言するということは非常に難しいことなのです。

 

しかしだからといって発言しないわけにもいきません。GDでは発言が判断材料になります。全く発言がなければ判断材料なしで確実に落ちます。何でもいいのでまずは発言することを心がけましょう。発言の内容は大したことでなくても構いません。チームの一員になることが大切です。

 

またGDは発言できたから受かるというものでもありません。コツをおさえて上手に立ち回れば少ない発言数でも突破することは可能です。聞き役、まとめ役も大切な役割です。たくさん発言するのが苦手な人はそちらに徹しましょう。

 

とはいえ全く発言ができなければこれらの役割も果たすことができません。緊張したり場の空気を考えすぎて発言しづらいかもしれません。しかしまずは一歩踏み出してみましょう。一度発言してしまえば、スムーズに議論に参加できるということもあります。GDにおいては発言することに価値があるということを覚えておきましょう。

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就活の名人/SPI専門家

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